土曜日には桜花賞トライアルのチューリップ賞が、日曜日には皐月賞トライアルの弥生賞改め、弥生賞ディープ記念が開催されますが、いよいよ春のクラシックの足音が聞こえてきた感じがしますね。
2019年に亡くなった名馬、ディープインパクトの名前をレース名として残すために、弥生賞ディープ記念といった少し馴染みのない名前に変更されたとはいえ、中身はこれまでの弥生賞と全く同じ。
今週はこのレースの傾向を確認して行きたいと思います。
◆2009年から2022年までの14年間で、2019年と2021年、2023年を除き、勝ち馬は全て以下の3点をクリアしていた。
(1) JRA芝で2勝以上
(2) 芝レースの連対率60%以上
(3) 芝1800m以上の勝利実績あり
上記について少し補足すると、2004年以降(過去19年間)の弥生賞において、3着内57頭中44頭はJRAの芝レースで2勝以上の実績があった馬。
弥生賞はクラシックのトライアルレースですので、新馬戦や未勝利戦を勝っただけの1勝馬が馬券に絡んだのは、過去19年間遡っても僅か13頭のみ。
(但し2019年は例外的に1・2・3着の全てが1勝馬)
また、2005年以降(過去18年間)の3着内54頭中45頭は、JRAの芝レースで60%以上の連対率を残していた馬。
やはりクラシックを目指す馬は、高い連対実績が求められるのは当然のことですね。
そして芝1800m以上のレースで勝利実績を持つ馬が15連勝中。
芝1800m以上の勝利実績が無くて弥生賞を勝った馬は、2007年のアドマイヤオーラまで遡りますので、やはり1800m未満の勝利実績しか持たない馬は割り引きが必要ですね。
以上のことを考え合わせると、上記(1)〜(3)の全てをクリアしている馬が有力と考えても間違いないだろうと思います。
但し、今年は珍しく上記3点をクリアしている馬が出走登録しておらず、以下の2頭が上記(1)(3)の2点に該当していました。
(連対率60%には該当していませんでした)
グリューネグリーン *準クリア
トップナイフ *準クリア
今年は準クリア馬しかピックアップできませんでしたので、あるいは不発の可能性があるかも知れませんが、過去データから考えるとこの中から勝ち馬が出る可能性も高そうで、私自身注目しています。
以上、弥生賞における好走データ(その1)についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。