フェブラリーSが開催される東京ダート1600mは、左回り、芝スタート、ダートでは唯一のマイルコース、直線の急坂と、かなり特殊な形態のため、このコースを得意とする馬がちょくちょく繰り返し好走する傾向にあります。
これは過去のフェブラリーS好走馬がリピーターとして好走するだけではなく、同じコースで開催される武蔵野S、ユニコーンSといったダート重賞好走馬もちょくちょく好走しており、ある意味では非常に分かりやすい。
過去8年間のフェブラリーS好走馬24年頭を確認したところ、なんと24頭中16頭が前記3レース(フェブラリーS・武蔵野S・ユニコーンS)の好走実績を持っている馬でした。
22年
①カフェファラオ(21年フェブラリーS1着、20年ユニコーンS1着)
21年
① カフェファラオ(20年ユニコーンS1着)
② エアスピネル(20年武蔵野S3着)
③ワンダーリーデル(19年武蔵野S1着)
20年
③サンライズノヴァ(18年武蔵野S1着)
19年
②ゴールドドリーム(18年フェブラリーS2着、17年フェブラリーS1着、16年武蔵野S2着、16年ユニコーンS1着)
18年
①ノンコノユメ(16年フェブラリーS2着、15年武蔵野S1着、15年ユニコーンS1着)
②ゴールドドリーム(17年フェブラリーS1着、16年武蔵野S2着、16年ユニコーンS1着)
③インカンテーション(17年武蔵野S1着、15年フェブラリーS2着)
17年
①ゴールドドリーム(16年武蔵野S2着、16年ユニコーンS1着)
②ベストウォーリア(15年フェブラリーS3着)
③カフジテイク(16年武蔵野S3着)
16年
①モーニン(15年武蔵野S3着)
②ノンコノユメ(15年武蔵野S1着、15年ユニコーンS1着)
15年
①コパノリッキー(14年フェブラリーS1着)
③ベストウォーリア(13年ユニコーンS1着)
※丸数字は着順を示します。
過去に東京ダート1600m重賞好走実績のあったリピーター(*1)が16頭も好走している以上、フェブラリーSはリピーター狙いが極めて有効と考えるべきですね。
*1 過去にフェブラリーS・武蔵野S・ユニコーンSで3着以内に好走した馬をリピーターと定義
今年の出走馬の中で、リピーターに該当しているのは以下の5頭。
ケンシンコウ(20年ユニコーンS3着)
セキフウ(22年ユニコーンS2着)
ソリストサンダー(21年武蔵野S1着、20年武蔵野S2着)
テイエムサウスダン(22年フェブラリーS2着)
レモンポップ(22年武蔵野S2着)
上記の中でも1年以内に同コース重賞で好走実績のあるセキフウ、テイエムサウスダン、レモンポップの3頭には、特に注意が必要だろうと思います。
以上、フェブラリーSにおけるリピーターについての見解でした。
それではまたお会いしましょう。