近年の東京新聞杯の過去データを眺めてつくづく感じることは、近走で好調な馬がそのまま好走するケースが非常に多いこと。
これは考えようによっては極めて単純な攻略法になりますが、とりあえず過去6年間の好走馬の着順・着差を以下にまとめてみます。
22年
①イルーシヴパンサー(前走1着、当日4番人気)
②ファインルージュ(前走0.3秒差2着、当日1番人気)
③カラテ(前走1着、当日2番人気)
21年
①カラテ(前走1着、当日5番人気)
②カテドラル(前走1.0秒差9着、当日12番人気)
③シャドウディーヴァ(前走0.7秒差8着、当日3番人気)
20年
①プリモシーン(前走0.9秒差11着、当日4番人気)
②シャドウディーヴァ(前走1着、当日6番人気)
③クリノガウディー(前走0.6秒差7着、当日5番人気)
19年
①インディチャンプ(前走1着、当日1番人気)
②レッドオルガ(前走0.3秒差6着、当日6番人気)
③サトノアレス(前走2.5秒差15着、当日4番人気)
18年
①リスグラシュー(前走0.4秒差8着、当日3番人気)
②サトノアレス(前走クビ差2着、当日5番人気)
③ダイワキャグニー(前走0.3秒差5着、当日2番人気)
17年
①ブラックスピネル(前走ハナ差2着、当日3番人気)
②プロディガルサン(前走1.3秒差11着、当日5番人気)
③エアスピネル(前走1着、当日1番人気)
※丸数字は着順を示します。
以上のように、過去6年間で3着内に好走した18頭中13頭は前走1着か、敗れても0.6秒差以内の僅差に食い下がった馬ばかり。
(例外は2021年の2着馬カテドラル、同年3着馬シャドウディーヴァ、2020年の勝ち馬プリモシーン、2019年の3着馬サトノアレス、2017年の2着馬プロディガルサンの5頭のみ)
2021年は珍しくこのパターンに該当しない馬が2頭好走しているものの、この年は前走1着馬がカラテただ1頭しか出走しておらず、やはり例外的な年と考えるべきですかね?
ちなみに前走1着馬の成績を見ると、過去6年間で3-1-2-7(3着内率 46.2%)の好成績。
《前走1着馬の東京新聞杯好走例》
22年:前走1着馬4頭(イルーシヴパンサー、エイシンチラー、カラテ、ワールドバローズ)→ イルーシヴパンサー1着、カラテ3着
21年:前走1着馬1頭(カラテ)→ カラテ1着
20年:前走1着馬2頭(ヴァンドギャルド、シャドウディーヴァ)→ シャドウディーヴァ2着
19年:前走1着馬1頭(インディチャンプ)→ インディチャンプ 1着
18年:前走1着馬2頭(ハクサンルドルフ、ダノンプラチナ)→ 好走馬なし
17年:前走1着馬3頭(マイネルアウラート、エアスピネル、ロイカバード)→ エアスピネル3着
あまりにも単純なアプローチで恐縮ですが、東京新聞杯において前走1着馬は、他のレース以上に要注意と考えるべきでしょう。
ちなみに今年は、以下3頭の馬が前走1着馬に該当しています。
インダストリア(前走カウントDS1着)
ショウナンマグマ(前走ディセンバーS1着)
プリンスリターン(前走キャピタルS1着)
今年もこの3頭の中から好走馬が出る可能性が高そうで注目しています。
以上、東京新聞杯における前走着差についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。