京成杯は昨年12月2日から続く中山連続開催の後半戦にあたり、馬場が荒れてスタミナ勝負になりがちな舞台。

しかも中山芝2000mは後傾ラップを刻むことが多く、直線の上がり勝負になることが珍しくない。

ということで、近年の京成杯の好走馬を確認すると、下記のパターンに該当している馬がしばしば好走していることが分かります。

a. 前走芝芝2000m以上
b. 前走上がり2位以内
c. 前走3着以内

以下に具体的な好走例を挙げてみましょう。

22年

③ヴェローナシチー（前走未勝利戦1着、阪神芝2000m上がり最速）8番人気

21年

①グラティアス（前走新馬戦1着、東京芝2000m上がり最速）1番人気

②タイムトゥヘヴン（前走未勝利戦1着、中山芝2000m上がり最速）2番人気

③テンバガー（前走未勝利戦1着、小倉芝2000m上がり2位）5番人気

20年

②スカイグルーヴ（前走新馬戦1着、東京芝2000m上がり最速）1番人気

③ディアスティマ（前走エリカ賞3着、阪神芝2000m上がり２位）6番人気

19年

③ヒンドゥタイムズ（前走新馬戦1着、阪神芝2000m上がり最速）7番人気

18年

＊該当馬の好走なし

17年

①コマノインパルス（前走葉牡丹賞2着、中山芝2000m上がり2位）1番人気

③マイネルスフェーン（前走ホープフルＳ2着、中山芝2000m上がり2位）3番人気

※丸数字は京成杯の着順を示します。

上記の通り過去6年間の京成杯で、好走馬18頭中半数の9頭が該当！

ここまで該当馬が好走すると、ほとんど必殺データと呼んでもおかしくないレベルですが、京成杯は上記の好走パターンに該当している馬を狙うのが一つのセオリーと言えるでしょう。

ちなみに今年は以下2頭（1頭は準クリア）が上記の好走パターンに該当しています。

サヴォーナ（前走未勝利戦1着、福島芝2000m上がり最速）

ソールオリエンス（前走新馬戦1着、東京芝1800m上がり2位）＊準クリア

以上、京成杯における前走についての見解でした。

それではまたお会いしましょう。