皆様、明けましておめでとうございます。
また、新たな競馬の1年が始まりました。
今年は昨年2月から続くロシアのウクライナ侵攻による影響(インフレ、食料問題)が懸念材料として残る反面、長く続いた新型コロナの影響(行動制限、中国のゼロコロナ政策)がほぼ無くなっていくことが想定され、プラス材料とマイナス材料が入り乱れた、読みにくい1年になりそうですね。
一般的には各国の急速な利上げとその反動による景気後退(リセッション)が想定されているようですが、いずれにしても景気予測は「一瞬先は闇」の世界。
私自身、一つ一つの事象に一喜一憂することなく、マイペースで競馬予想に取り組んで行きたいと考えています。
今年1年、何卒、宜しくお願いします。
さて、本日は京都金杯の傾向を確認してみたいと思いますが、今年も京都競馬場改修工事の影響で、一昨年、昨年に引き続いて中京開催になりますね。
中京開催の2年間は波乱の連続で、正直に言ってどこからアプローチすべきか迷いまくっているところですが、とりあえず幾つか気になるポイントを挙げてみます。
(1) 左回りマイル戦(OP以上)勝利実績のある馬が有力
中京開催の2年間は左回りマイル戦で勝利実績のある馬が穴を開けています。
特にOPクラスのレースで実績のある馬は要注意と考えるべきでしょう。
22年
②ダイワキャグニー(キャピタルS1着)11番人気
21年
①ケイデンスコール(新潟2歳S1着)12番人気
②ピースワンパラディ(キャピタルS1着)2番人気
*丸数字は着順を示します。
今年の出走馬の中で、左回りマイル戦(OPクラス以上)実績があるのは以下7頭で、やはり軽視は禁物と考えるべきでしょう。
アルサトワ(ポートアイS1着)
イルーシヴパンサー(東京新聞杯1着)
シュリ(谷川岳S1着)
ダイワキャグニー(キャピタルS1着)
ピースワンパラディ(キャピタルS1着)
プレサージュリフト(クイーンC1着)
マテンロウオリオン(シンザン記念1着)
(2) 関東馬が有力
京都で開催される金杯に有力な関東馬が出走することはほとんど無く、事実、2018年から2020年の3年間は0-0-0-10と関東馬が全滅の状態でした。
しかし中京開催となった2021年、2022年の2年間は、関東馬が1-2-0-3と連対率50%の好成績を挙げています。
やはり関東からの輸送が楽になった分、有力な関東馬が参戦しやすくなったということですかね?
今年は以下6頭の関東馬が参戦しており、当然ながら注意が必要でしょう。
イルーシヴパンサー
オニャンコポン
タイムトゥヘヴン
ダイワキャグニー
ピースワンパラディ
プレサージュリフト
(3) 前年9月以降に出走していたハンデ戦における斤量に注目
このデータは今年のJRAホームページに掲載されているものですが、過去3年間の勝ち馬3頭は、前年9月以降のハンデ戦に出走歴があり、そのレースでの斤量が京都金杯の斤量と同じだったとのこと。
3年間だけのデータですのでどこまで参考になるかは分かりませんが、とりあえずチェックしておきたいと思います。
今年は以下1頭のみがこの好走パターンに該当しています。
シャーレイポピー(ターコイズS53kg)
以上、京都金杯に関する好走データについての見解でした。
それではまたお会いしましょう。