朝日杯FSは1949年に創設されて以来、2013年まで一貫して中山競馬場で開催されてきましたので、現行の阪神芝1600mの施行条件に変更されてから、過去データとしてはやっと8年分が揃ったことになりますね。
とはいえ、この8年間で少し特徴的な傾向が見え始めているように感じますので、本日からの3日間で順に確認して行きたいと思います。
まず最初のポイントとして、「前走で重賞に出走していた馬」が好走していること。
これは当然と言えば当然のことですが、とりあえず以下の過去データをご覧ください。
21年
②セリフォス(前走デイリー杯2歳S1着、阪神芝1600m)1番人気
20年
②ステラヴェローチェ(前走サウジアラビアRC1着、東京芝1600m)2番人気
③レッドベルオーブ(前走デイリー杯2歳S2着、阪神芝1600m)1番人気
19年
① サリオス(前走サウジアラビアRC1着、東京芝1600m)1番人気
②タイセイビジョン(前走京王杯2歳S1着、東京芝1400m)2番人気
18年
①アドマイヤマーズ(前走デイリー杯2歳S2着、京都芝1600m)2番人気
③グランアレグリア(前走サウジアラビアRC1着、東京芝1600m)1番人気
17年
①ダノンプレミアム(前走サウジアラビアRC1着、東京芝1600m)1番人気
②ステルヴィオ(前走サウジアラビアRC2着、東京芝1600m)3番人気
③タワーオブロンドン(前走京王杯2歳S1着、東京芝1400m)2番人気
16年
②モンドキャンノ(前走京王杯2歳S1着、東京芝1400m)7番人気
③ボンセルヴィーソ(前走デイリー杯2歳S2着、京都芝1600m)12番人気
15年
②エアスピネル(前走デイリー杯2歳S1着、京都芝1600m)1番人気
③シャドウアプローチ(前走京王杯2歳S3着、東京芝1400m)11番人気
14年
②アルマワイオリ(前走デイリー杯2歳S4着、京都芝1600m)14番人気
③クラリティスカイ(前走いちょうS1着、東京芝1600m)3番人気
※丸数字は朝日杯FSの着順を示します。
開催場所が阪神に変更された以降の過去8年間を振り返ってみましたが、好走馬24頭中16頭が前走で重賞4着以内(14頭が前走2着以内)だった馬。
特に前走サウジアラビアRC連対馬が5頭が好走していることが特徴的で、昨年はたまたまサウジアラビアRC連対馬が出走していなかったことから、今年は要注意になりますね。
そしてもう一つの傾向として、デイリー杯2歳Sが従来の京都ではなく阪神で開催された過去2年間は、朝日杯FSと同コースで開催されたデイリー杯2歳S連対馬が連続して好走していること。
ということで今年の朝日杯FSは、
①前走サウジアラビアRC連対馬を狙う
②前走デイリー杯2歳S連対馬を狙う
この2つのアプローチが有効のように感じますね。
ちなみに今年は以下の4頭がこのパターンに該当しています。
《サウジアラビアRC連対馬》
①ドルチェモア
②グラニット
《デイリー杯2歳S連対馬》
①オールパルフェ
②ダノンタッチダウン
過去データから考えるとこの4頭の中から複数頭が馬券に絡む可能性もありそうで、私自身大いに注目しています。
以上、朝日杯FSにおける好走ローテについての見解でした。
それではまたお会いしましょう。