今週は函館記念を勝負レースに指定したいと思いますが、このレースが6月に開催されるのは実に28年ぶりとのこと。
JRAの番組再編(施行日程の変更)により、サマー2000シリーズの開幕戦がこのレースに変更されたとのことで、函館記念の前哨戦の一つ、巴賞と順序が逆になってしまい、過去データの幾つかが使えなくなってしまいましたね。
ちなみにマーメイドSの後継レースとして先日開催された府中牝馬Sは、昨年のマーメイドSの売上84億2413万円から約23億円減少の61億6368万円だったとのことで、極端に施行条件を変えると、かえってファン離れを引き起こすような気もしますが、いかがなものでしょうか?
上記の通り、今年の函館記念はローテーションからのアプローチが使えなくなってしまいましたので、別の角度から幾つかの好走パターンを確認して行きましょう。
よかったら皆様の函館記念攻略の参考にして頂ければと思います。
(1) 前走4角3番手以内の馬が有力
元々、直線の短い小回りコースの函館競馬場は逃げ・先行馬に有利な舞台ですが、従来、函館最終週に開催されていた函館記念が第3週目の開催に変更されたのですから、よりこの傾向が強くなるかも知れません。
このパターンの好走馬を以下にピックアップしてみます。
24年
①ホウオウビスケッツ(前走4角1番手)3人
③アウスヴァール(前走4角2番手)14人
23年
該当馬の好走なし
22年
②マイネルウィルトス(前走4角3番手)1人
21年
①トーセンスーリヤ(前走4角3番手)2人
20年
③バイオスパーク(前走4角3番手)3人
19年
③ステイフーリッシュ(前走4角2番手)3人
今年は以下3頭がこの好走パターンに該当しています。
トップナイフ(前走4角2番手)
マコトヴェリーキー(前走4角1番手)
ランスオブクイーン(前走4角3番手)
(2) 以下のパターンの馬が有力
a. GⅠを除く直近のGⅡ・GⅢで6着以内
b. GⅠを除く直近の重賞以外のレースで1着
このデータは今年のJRAホームページに掲載されているものですが、過去10年間の勝ち馬10頭中、7頭が上記aに、2頭がbに該当していたとのこと。

*2025年JRAホームページより引用
今年は以下3頭がこの好走パターンに該当しており、過去データから考えると、この3頭の内の少なくとも1頭くらいは馬券に絡みそうな気がします。
ボーンディスウェイ(前走新潟大賞典5着)
マコトヴェリーキー(前走阪神大賞典2着)
ランスオブクイーン(前走シドニーT1着)
以上、函館記念における好走データ(その1)についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。