次回の勝負レースを愛知杯にするか阪神大賞典にするかで迷ったのですが、今年から新設された愛知杯は毎年2月に開催されていた京都牝馬Sがリニューアルされたもので、1月頃中京・小倉で開催されていた昨年までの愛知杯とはまるで異なる重賞。
という訳で、愛知杯は過去データからのアプローチがなかなか難しく、今年は阪神大賞典を取り上げてみたいと思います。
内心では堅めの決着が多い阪神大賞典より、波乱含みの愛知杯の方が面白そうに感じているものの、データ的な裏付けがないレースは記事にしにくいためやむを得ません。
それでは阪神大賞典の過去の好走パターンを幾つかピックアップしてご紹介します。
(1) 重賞連対実績を持つ馬が有力
阪神大賞典の過去データを見て気づくのは、過去10年間の勝ち馬10頭は、全て重賞連対実績を持っていたこと。
冒頭に阪神大賞典は毎年比較的堅く収まりがちな重賞と書きましたが、それは結局のところ、実績馬がそのまま好走することが多いところに要因があるのだろうと思います。
ちなみに今年は以下3頭が重賞連対実績を持つ馬に該当しています。
ショウナンラプンタ
*日経新春杯2着、青葉賞2着
ブローザホーン
*宝塚記念1着、天皇賞春2着、日経新春杯1着
ワープスピード
*阪神大賞典2着
(2) リピーターに要注意
多くの馬主や厩舎が目標にしているのは皐月賞、天皇賞秋、日本ダービー、オークス、ジャパンCといった芝2000〜2400mのレースで、長距離のレースを目標にしているところは少数派。
結果的に3000m以上の長距離を得意とする馬はそれほど多い訳ではなく、芝3000mで開催される阪神大賞典も同じ馬が繰り返し好走しがちな傾向にあります。
《阪神大賞典リピーターの好走例》
ディープボンド(22年1着、21年1着)
ユーキャンスマイル(21年2着、20年1着)
シュヴァルグラン(17年2着、16年1着)
ゴールドシップ(15年1着、14年1着、13年1着)
今年は以下2頭がリピーターに該当していますが、このどちらか(または両方)が好走する可能性はかなり高いだろうと思います。
ワープスピード(24年阪神大賞典2着)
ブローザホーン(24年阪神大賞典3着)
ゴールデンスナップ(24年阪神大賞典5着)*準クリア
以上、阪神大賞典における好走パターン(その1)についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。