スプリングSは皐月賞や日本ダービーといったクラシックに直結していることもあって、やはり社台系生産馬の好走が目立ちます。
中でも特に好走が目立つのは、
a. 社台系生産馬&社台系クラブ法人所有馬
b. 社台系生産馬&外国人騎手
この2つのパターンに該当する馬。
以下に近年の具体的な好走例をピックアップしてみます。
24年
①シックスペンス(生産:ノーザンF・馬主:キャロットF、騎手:ルメール)
②アレグロブリランテ(生産:ノーザンF・馬主:サンデーR)
③ルカランフィースト(生産:社台F・馬主:社台RH)
23年
①ベラジオオペ(生産:社台F)
*社台系クラブ法人所有馬、外国人騎手騎乗馬の出走無し
22年
②アライバル(生産:ノーザンF・馬主:キャロットF、騎手:ルメール)
③サトノヘリオス(生産:社台F)
21年
①ヴィクティファルス(生産:ノーザンF)
③ボーデン(生産:ノーザンF)
*外国人騎手騎乗馬の出走無し
20年
②ヴェルトライゼンデ(生産:ノーザンF・馬主:サンデーR)
③サクセッション(生産:ノーザンF・馬主:キャロットF)
19年
③ディキシーナイト(生産:ノーザンF・馬主:キャロットF)
18年
①ステルヴィオ(生産:ノーザンF・馬主:サンデーR、騎手:ルメール)
17年
②アウトライアーズ(生産:ノーザンF)
16年
①マウントロブソン(生産:ノーザンF・騎手:シュタルケ)
15年
②リアルスティール(生産:ノーザンF・馬主:サンデーR)
14年
①ロサギガンティア(生産:社台F・馬主:社台RH、騎手:M.デムーロ)
13年
①ロゴタイプ(生産:社台F・馬主:吉田照哉、騎手:C.デムーロ)
※丸数字はスプリングSの着順を示します。
上記、2013年以降の過去12年間で社台系生産馬が17頭好走。
この17頭の傾向を簡単にをまとめると、
・17頭中10頭が社台RHやサンデーR、キャロットFなどの社台系クラブ法人所有馬
・16頭中6頭が外国人騎手騎乗馬
このように見ていくと、社台系生産馬の中でも馬主社台系法人の馬や、外国人騎手騎乗馬には細心の注意が必要と言えそうですね。
但し、今年は社台系生産馬が以下の2頭しか出走登録されていません。
《社台系生産馬&馬主社台系法人》
*該当馬なし
《その他社台系生産馬》
ダノンセンチュリー(生産:ノーザンF・馬主:ダノックス)
レーヴブリリアント(生産:ノーザンF・馬主:松田和志氏)
昨年は社台系生産馬が7頭、特にノーザンF生産馬が6頭も出走していましたので、今年はあるいは不発に終わる可能性もありますが、それでも上記2頭は軽視禁物だろうと思います。
以上、スプリングSにおける社台系生産馬についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。