近年の東京新聞杯の過去データを眺めてつくづく感じることは、近走はほぼワンパターンの馬が好走しがちなこと。
これは考えようによっては極めて単純な攻略法になりますが、とりあえず過去8年間の好走馬の前走成績を以下にまとめてみます。
24年
①サクラトゥジュール(前走0.7秒差12着、当日7番人気)
②ウインカーネリアン(前走米国GⅠ 11着、当日4番人気)
③ホウオウビスケッツ(前走0.9秒差12着、当日8番人気)
23年
①ウインカーネリアン(前走GⅠ 0.9秒差12着、当日4番人気)
②ナミュール(前走GⅠ 0.7秒差5着、当日2番人気)
③プレサージュリフト(前走0.2秒差3着、当日6番人気)
22年
①イルーシヴパンサー(前走1着、当日4番人気)
②ファインルージュ(前走GⅠ 0.3秒差2着、当日1番人気)
③カラテ(前走1着、当日2番人気)
21年
①カラテ(前走1着、当日5番人気)
②カテドラル(前走1.0秒差9着、当日12番人気)
③シャドウディーヴァ(前走GⅠ 0.7秒差8着、当日3番人気)
20年
①プリモシーン(前走GⅠ 0.9秒差11着、当日4番人気)
②シャドウディーヴァ(前走1着、当日6番人気)
③クリノガウディー(前走GⅠ 0.6秒差7着、当日5番人気)
19年
①インディチャンプ(前走1着、当日1番人気)
②レッドオルガ(前走0.3秒差6着、当日6番人気)
③サトノアレス(前走2.5秒差15着、当日4番人気)
18年
①リスグラシュー(前走GⅠ 0.4秒差8着、当日3番人気)
②サトノアレス(前走クビ差2着、当日5番人気)
③ダイワキャグニー(前走0.3秒差5着、当日2番人気)
17年
①ブラックスピネル(前走ハナ差2着、当日3番人気)
②プロディガルサン(前走GⅠ 1.3秒差11着、当日5番人気)
③エアスピネル(前走1着、当日1番人気)
※丸数字は着順を示します。
以上のように、過去8年間で3着内に好走したの傾向を見ると、
a. 前走GⅠ出走馬:9頭
b. 前走1着か勝ち馬と0.3秒差以内(前走GⅠ以外):11頭
過去8年間の好走馬24頭中20頭がこのいずれかに該当。
例外は2024年1着馬サクラトゥジュール、同年3着馬ホウオウビスケッツ、2021年2着馬カテドラル、2019年3着馬サトノアレスのわずか4頭のみ。
昨年2頭がこのパターンに該当していなかった点は少し気になるとはいえ、前走GⅠに出走していた馬か、あるいは近走好調を維持している馬以外は、ほとんど馬券に絡んでいないことは明白ですね。
これだけ明確な傾向が出ている以上、本命馬、対抗馬共に上記に該当している馬から選択することが基本になると思います。
ちなみに今年は以下の12頭が上記のパターンに該当しています。
a. 前走GⅠ出走馬
ジュンブロッサム
ジオグリフ
ブレイディヴェーグ
ボンドガール
マテンロウスカイ
b. 前走1着か0.3秒差以内(前走GⅠ以外)
ウォーターリヒト
オールナット
オフトレイル
ゴートゥファースト
サクラトゥジュール
セオ
ロジリオン
以上、東京新聞杯における前走についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。