エリザベス女王杯(牡馬混合戦実績)


これは毎年書いていることですが、エリザベス女王杯における好走データの中で、私が最も重視しているのは牡馬との対戦実績。

特に以下に該当する馬が2014〜2023年までの10年間で8度(14頭)好走しており、エリザベス女王杯攻略のために最も重要な好走データの一つになるだろうと感じています。

以下に具体的な好走例を挙げてみます。

23年

①ブレイディヴェーグ(前走ローズS2着、前々走牡馬混合1勝クラス1着)1番人気

②ルージュエヴァイユ(前走府中牝馬S2着、前々走エプソムC2着)5番人気

22年

①ジェラルディーナ(前走オールカマー1着)4番人気

②ウインマリリン(前走札幌記念3着)5番人気

21年

①アカイイト(前走府中牝馬S7着、前々走垂水S1着)10番人気

③クラヴェル(前走新潟記念3着)9番人気

20年

①ラッキーライラック(前走札幌記念3着)1番人気

サラキア(前走府中牝馬S1着、前々走小倉日経OP1着)5番人気

③ラヴズオンリーユー(前走府中牝馬S5着、前々走鳴尾記念2着)3番人気

19年

※該当馬の好走なし

18年

③モズカッチャン(前走札幌記念3着)1番人気

17年

②クロコスミア(前走府中牝馬S1着、前々走WASJ1着)9番人気

③ミッキークイーン(前走宝塚記念3着)3番人気

16年

※該当馬の好走なし

15年

②ヌーヴォレコルト(前走オールカマー2着、前々走宝塚記念5着)1番人気

14年

①ラキシス(前走オールカマー2着)3番人気

※丸数字はエリザベス女王杯の着順を示します。

2021年は3連単339万馬券の大波乱となりましたが、それでもこのデータ通りの決着だったことを考えると、この好走データの有効性がご理解頂けるのではないかと思います。

そもそもいくら強いと言っても、一部の超A級牝馬を除けば牝馬が牡馬に劣ることは間違いなく、重賞に出走してくるような牡馬にはたいていの牝馬では太刀打ちできません。

そんな中で揉まれ、かつ好走した実績を持つ牝馬にとって、エリザベス女王杯がたとえGⅠといっても一気に相手関係が楽になりますので、上記はまさにそのことを証明しているように感じます。

今年の出走登録馬を確認すると、以下の4頭が上記好走パターンに該当していました。

コスタボニータ(前々走小倉記念2着)
シンティレーション(前々走新潟日報賞1着)
シンリョクカ(前走新潟記念1着)
レガレイラ(前々走日本ダービー5着)

過去の傾向から考えるとこの中から複数頭が好走する可能性もありそうで、要注意の4頭だろうと思います。

以上、エリザベス女王杯における牡馬混合戦実績についての見解でした。

それではまたお会いしましょう。


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