中山芝コースは小回り＆急坂のトリッキーなコースで、この独特のコースを得意とする中山巧者を数多く生み出してきました。

少し古い例で言えば、マツリダゴッホ、エアシェイディ、ネヴァブション、ヴィクトワールピサなどは、全て中山巧者の代表例と言えるでしょう。

そしてレース経験の少ない3歳馬のレースとはいえ、セントライト記念も中山を得意とするの馬が好走しがちで、全く同様の傾向を示しています。

狙い目となるパターンを具体的に書くと、

「セントライト記念までに中山1800m以上の重賞で好走（ＧⅠは3着以内、ＧⅡ・ＧⅢは連対）実績があった馬」

過去のセントライト記念好走馬の中から、該当馬を以下に並べてみます。

23年

②ソールオリエンス　皐月賞（中山芝2000m）1着、他

22年

②アスクビクターモア　弥生賞ディープ記念（中山芝2000m） 1着

21年

①アサマノイタズラ　スプリングＳ（中山芝1800mm）2着

③オーソクレース　ホープフルＳ（中山芝2000m）2着

20年

②サトノフラッグ　弥生賞ディープ記念（中山芝2000m） 1着

③ガロアクリーク　皐月賞（中山芝2000m） 3着、スプリングＳ（中山芝1800mm） 1着

19年

該当馬の好走なし

18年

①ジェネラーレウーノ  皐月賞（中山芝2000m） 3着、京成杯（中山芝2000m） 1着

17年

②アルアイン  皐月賞（中山芝2000m） 1着

16年

①ディーマジェスティ  皐月賞（中山芝2000m） 1着

※丸数字は着順を示します。

以上の通り過去8年間のセントライト記念において、好走馬の内の9頭が中山1800m以上の重賞で好走（ＧⅠは3着以内、ＧⅡ・ＧⅢは連対）実績があった馬。

この結果を見る限り、セントライト記念においても中山実績のある馬には要注意と言えそうですね。

ちなみに、今年の出走登録馬の中で以下3頭（1頭は準クリア）が上記の好走パターンに該当しています。

アーバンシック　京成杯（中山芝2000m） 2着

コスモキュランダ　皐月賞（中山芝2000m）2着、弥生賞ディープ記念1着

ルカランフィースト　スプリングＳ（中山芝1800m） 3着  ＊準クリア

この中では皐月賞2着馬のコスモキュランダは当然要注意ですが、京成杯2着馬のアーバンシックも軽視は禁物だろうと思います。

以上、セントライト記念における中山実績についての見解でした。

それではまたお会いしましょう。