今週は夏競馬唯一のGⅡ戦、札幌記念の傾向を確認していきたいと思いますが、このレースは過去に何度かGⅠへの昇格が噂されたように、地方(札幌)開催のレースとはいえ、GⅡの中では最高峰とも言うべき重賞。
1着賞金は7,000万円と夏競馬の中では破格で、比較的暑さもやわらぐ北海道のレースということも相まって、多くの有力馬が参戦しがちな重賞ですが、それだけに早い時点から厩舎の期待を背負った素質馬、いわゆるエリートが好走しがちな舞台。
具体的には「3歳時に牡馬・牝馬の三冠レースに出走し、一桁着順の実績を持つ馬」が毎年のように好走し続けています。
23年
②トップナイフ 9番人気
*皐月賞7着・日本ダービー14着
22年
③ウインマリリン 5番人気
*オークス2着・秋華賞15着
21年
①ソダシ 2番人気
*桜花賞1着・オークス8着
②ラヴズオンリーユー 1番人気
*オークス1着
③ペルシアンナイト 8番人気
*皐月賞2着・日本ダービー7着
20年
② ペルシアンナイト 6番人気
*皐月賞2着・日本ダービー7着
③ラッキーライラック 1番人気
*桜花賞2着・オークス3着・秋華賞9着
19年
①ブラストワンピース 3番人気
*日本ダービー5着・菊花賞4着
③フィエールマン 1番人気
*菊花賞1着
18年
②マカヒキ 1番人気
*皐月賞2着・日本ダービー1着
③モズカッチャン 4番人気
*オークス2着・秋華賞3着
※丸数字は札幌記念の着順を示します。
過去6年間における該当馬の好走例をピックアップしてみましたが、好走馬18頭中11頭が三冠レース一桁着順の実績を持つ馬ですので、今年も該当馬には細心の注意が必要ですね。
今年は以下4頭がこのパターンに該当しており、私自身注目しています。
シャフリヤール
*日本ダービー1着
ジオグリフ
*皐月賞1着・日本ダービー7着
ステラヴェローチェ
*皐月賞3着・日本ダービー3着・菊花賞4着
トップナイフ
*皐月賞7着・日本ダービー14着
以上、札幌記念におけるエリートについての見解でした。
それではまたお会いしましょう。