関屋記念は新潟外回り芝1600mで開催されるGⅢ戦で、サマーマイルシリーズの第2戦。
近年の関屋記念好走馬を見ても、2013年勝ち馬クラレント、2015年勝ち馬レッドアリオン、2017年2着馬ウインガニオン、2020年2着馬トロワゼトワル、2021年勝ち馬ロータスランド、2022年勝ち馬ウインカーネリアンがサマーマイルチャンピオンに輝いていますので、サマーシリーズの観点からも目が離せない一戦。
(ちなみに2018年、2019年はサマーマイルチャンピオンの該当馬無し。2023年は関屋記念5着馬のメイショウシンタケがサマーマイルチャンピオン)
この時期のGⅢ戦にしては珍しく、ハンデ戦ではない新潟の名物重賞ですが、このレースは毎年のように7・8枠を引いた馬が好走しているように、外枠有利な傾向は押さえておく必要があるでしょう。
以下に枠順別の好走率を記載してみますが、連対率も3着内率も外枠有利の傾向が明確なことがお分かり頂けると思います。
《関屋記念 枠順別成績(過去10年間)》
1枠:1-1-1-14(3着内率 17.6%)
2枠:1-0-1-16(3着内率 11.1%)
3枠:1-0-2-16(3着内率 15.8%)
4枠:0-3-1-15(3着内率 21.1%)
5枠:0-0-2-18(3着内率 10.0%)
6枠:0-2-1-17(3着内率 15.0%)
7枠:4-2-1-16(3着内率 30.4%)
8枠:3-2-1-18(3着内率 25.0%)
参考までにに過去10年間の連対馬(1・2着馬)の馬番を並べてみると、
《関屋記念 過去10年間の連対馬》
23年:②①(1枠→1枠)
22年:⑫⑥(7枠→4枠)
21年:⑥⑬(3枠→7枠)
20年:⑰⑱(8枠→8枠)
19年:⑬⑭(7枠→7枠)
18年:⑫⑩(7枠→6枠)
17年:③⑮(2枠→8枠)
16年:⑰⑫(8枠→6枠)
15年:⑫④(8枠→4枠)
14年:⑬⑦(7枠→4枠)
連対馬20頭中13頭が2桁馬番で、しかも2023年を除いて毎年7枠・8枠のいずれかが2着以内に好走。
(2023年も3着馬は8枠16番を引いた馬)
なお、7~8枠を引いた馬の連対は、2004年から2022年まで19年連続で、昨年ついにこの記録が途切れたとはいえ、大外の7~8枠はまさにゴールデンゲートと言えるでしょう。
枠順だけで判断することはもちろんNGとはいえ、それでも関屋記念は外枠有利。
特に、7・8枠の馬には要注意!
関屋記念予想の大前提として、肝に銘じておくべきだろうと思います。
以上、関屋記念における枠順別成績についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。