今回は函館記念における3つの好走パターン(傾向)を確認したいと思います。
よかったら函館記念攻略の参考にして下さい。
(1) 内枠の馬が優勢
この傾向は昨年のJRAホームページに掲載されていたものですが、今年もまた掲載されていますので、最新のデータでご紹介しますが、過去10年間の好走馬30頭中24頭が5枠より内枠だったとのこと。
少し振り返ってみても、2023年の勝ち馬ハヤヤッコが1枠1番、2021年2着馬のアイスバブルが2枠4番、2020年3着馬のバイオスパークが1枠2番、2019年勝ち馬のマイスタイルが2枠4番、2018年2着馬のサクラアンプールが2枠3番と、近年は毎年1・2枠の馬がちょくちょく馬券に絡んでいるように、函館記念において「迷ったら内枠」はセオリーのような気がします。
*2024年JRAホームページより引用
(2) 前走巴勝5着以内馬は割り引き
このデータも今年のJRAホームページに紹介されていたものをアレンジしたもこですが、巴勝で5着以内だった馬は、2013年以降(過去11年間)で0-1-1-31とほぼ全滅。
とはいえ、昨年は前走巴賞5着馬のルビーカサブランカが2着に入線していますので、このデータだけで消すのはリスクがあるとはいえ、やはり割り引きが必要ですね。
ちなみに今年は以下5頭がこのパターンに該当しています。
《前走巴勝5着以内馬》
①ホウオウビスケッツ
②デビットバローズ
③アケルナルスター
④オニャンコポン
(3) 函館記念はヒモ荒れ狙いが有効
これは競馬ファンの間では常識ですが、函館記念は毎年のように高配当が飛び出す波乱含みの重賞。
過去10年間の3連単配当を確認したところ、なんと6度が10万馬券超えと、確率的には波乱を前提に予想すべきとも言える傾向ですね。
《函館記念3連単配当》
23年:21,330円
22年:76,970円
21年:201,770円
20年:3,432,870円
19年:52,140円
18年:571,480円
17年:915,320円
16年:233,010円
15年:124,990円
14年:85,710円
ところが、過去10年間の勝ち馬に限定すれば8頭が単勝5番人気以内と、ほぼ人気馬しか勝っていないことが分かります。
逆に2着馬は8頭が7番人気以下の人気薄で、その内の5頭が2桁人気の馬。
《函館記念好走馬の単勝人気》
1着:1・7・2・15・1・5・5・3・3・2
2着:4・1・14・13・9・7・14・13・10・8
3着:2・4・12・3・3・13・7・9・7・7
《函館記念勝ち馬の単勝人気》
23年:ローシャムパーク 1番人気
22年:ハヤヤッコ 7番人気
21年:トーセンスーリア 2番人気
20年:アドマイヤジャスタ 15番人気
19年:マイスタイル 1番人気
18年:エアアンセム 5番人気
17年:ルミナスウォーリアー 5番人気
16年:マイネルミラノ 3番人気
15年:ダービーフィズ 3番人気
14年:ラブイズブーシェ 2番人気
これらの傾向を見る限り、「函館記念はヒモ荒れ狙い」が一つのポイントになるような気がします。
以上、函館記念における3つの好走データの紹介でした。
それではまたお会いしましょう。