今週は中山記念を取り上げたいと思いますが、今回は私が注目している好走パターンを2つご紹介します。
よかったらレース攻略の参考にして下さい。
(1) 前走
過去10年間の中山記念好走馬を確認すると、30頭中24頭は前走で国内の重賞に出走していたことが分かります。
《前走クラス別成績》
前走GⅠ:6-3-3-24(3着内率 33.3%)
前走GⅡ:0-0-2-18(3着内率 10.0%)
前走GⅢ:3-5-2-21(3着内率 32.3%)
前走OP:0-1-2-18(3着内率 14.3%)
上記以外:1-1-1-11(3着内率 21.4%)
*上記計:10-10-10-92
そして近年の中山記念の結果を見ると、
「前走国内重賞で3番人気以内(GⅠの場合は5番人気以内)に支持され、3着以内に好走」
このパターンの馬が毎年のように好走していることが分かります。
23年
①ヒシイグアス(前走宝塚記念5番人気2着)5番人気
②ラーグルフ(前走中山金杯1番人気1着)8番人気
22年
②カラテ(前走東京新聞杯2番人気3着)4番人気
21年
①ヒシイグアス(前走中山金杯1番人気1着)1番人気
20年
①ダノンキングリー(前走マイルCS5番人気2着)1番人気
19年
①ウインブライト(前走中山金杯3番人気1着)5番人気
③ステルヴィオ(前走マイルCS5番人気2着)2番人気
*丸数字は着順を示します。
今年は該当馬が1頭も出走していませんので、ほぼこのパターンに該当していると思われる準クリア馬をピックアップしておきます。
エルトンバローズ(前走マイルCS4番人気4着)*準クリア
ボーンディスウェイ(前走中山金杯2番人気4着)*準クリア
(2) 近走重賞実績
このデータは2022年のJRAホームページに掲載されていたものをアレンジしたものですが、2014年から2022年の中山記念勝ち馬9頭は、全て「3走以内に芝1800m、もしくは芝2000mの重賞勝利実績」を持っていました。
昨年は該当馬が勝利できなかったため、連続勝利記録は途絶えてしまいましたが、該当馬のラーグルフが2着に好走。
まだ冬場で馬体を絞りにくい時期ですので、やはり近走の重賞好走実績がポイントになるのだろうと思います。
《中山記念勝ち馬:直近3走以内の芝1800m・芝2000m重賞好走実績》
23年:不発(但し、前走中山金杯1着・中山芝2000mのラーグルフが2着に好走)
22年:パンサラッサ(前々走福島記念1着・福島芝2000m)
21年:ヒシイグアス(前走中山金杯1着・中山芝2000m)
20年:ダノンキングリー(前々走毎日王冠1着・東京芝1800m)
19年:ウインブライト(前走中山金杯1着・中山芝2000m)
18年:ウインブライト(前々走福島記念1着・福島芝2000m)
17年:ネオリアリズム(3走前札幌記念1着・札幌芝2000m)
16年:ドゥラメンテ(前々走皐月賞1着・中山芝2000m)
15年:ヌゥーヴォレコルト(3走前ローズS1着・阪神芝1800m)
14年:ジャスタウェイ(前走天皇賞1着・東京芝2000m)
なお、今年はこのパターンの該当馬も1頭しか出走していませんので、準クリア馬を含めて2頭をピックアップしておきたいと思います。
エルトンバローズ(前々走毎日王冠1着・東京芝1800m)
テーオーシリウス(3走前小倉記念2着・小倉芝2000m)*準クリア
以上、中山記念における好走データについての見解(その1)でした。
それではまたお会いしましょう。