本日はマイルCSと並ぶもう一つのマイルGⅠ安田記念と、今回のマイルCSとの関連性について見ていきたいと思います。
さて、さっそくですが、2008年から2019年までの過去12年間のマイルCSでは、以下の傾向が続いていました。
「同年の安田記念で4~10着に入線した馬が2011年を除いて毎年馬券に絡んでいる」
マイルGⅠは安田記念とマイルCSの2つしかなく、安田記念が開催される東京芝1600mは左回りで長い直線、従来マイルCSが開催されていた京都外回りコースは右回り&トリッキーな形態と、まるで異なるコース形態だったことが、「安田記念負け組が狙い目」といった攻略法に繋がっていたのだと思います。
しかし2020年阪神開催に変わった途端に安田記念好走馬がそのままマイルCSでも好走。
しかも翌2021年のマイルCS(阪神開催)もやはり安田記念好走馬が好走。
要するに阪神開催の3年間(2020年〜2022年)は基本的に安田記念好走馬をそのまま狙えば良かった感じですが、今年から再び京都競馬場での開催。
とりあえず過去の安田記念出走馬の好走パターンを以下にまとめておきましょう。
22年:阪神開催
①セリフォス(同年の安田記念4着)6番人気
②ダノンザキッド(同年の安田記念6着)8番人気
21年:阪神開催
①グランアレグリア(同年の安田記念2着)1番人気
②シュネルマイスター(同年の安田記念3着)2番人気
20年:阪神開催
①グランアレグリア(同年の安田記念1着)1番人気
②インディチャンプ(同年の安田記念3着)3番人気
19年:京都開催
①インディチャンプ(同年の安田記念1着)3番人気
③ペルシアンナイト(同年の安田記念10着)6番人気
18年:京都開催
②ペルシアンナイト(同年の安田記念6着)3番人気
17年:京都開催
②エアスピネル(同年の安田記念5着)2番人気
16年:京都開催
②イスラボニータ(同年の安田記念5着)2番人気
15年:京都開催
①モーリス(同年の安田記念1着)4番人気
②フィエロ(同年の安田記念4着)2番人気
14年:京都開催
①ダノンシャーク(同年の安田記念4着)8番人気
②フィエロ(同年の安田記念8着)3番人気
③グランデッツァ(同年の安田記念11着)9番人気
※丸数字はマイルCSの着順を示します。
上記にピックアップしたのは過去9年間の該当馬の好走事例ですが、安田記念4着以下に敗れた馬が馬券に絡まなかったのは阪神開催の2020年、2021年の2年間だけですね。
なお、今年の出走馬の中では、以下の8頭が今年の安田記念にも出走しています。
【安田記念出走馬】
②セリフォス
③シュネルマイスター
⑥レッドモンレーヴ
⑨ソウルラッシュ
⑩イルーシヴパンサー
⑪マテンロウオリオン
⑬ダノンスコーピオン
⑯ナミュール
※丸数字は安田記念の着順を示します。
前述の通り今年は京都開催になりますので、安田記念負け組の中でも、レッドモンレーヴ、ソウルラッシュ、イルーシヴパンサーなどは注意が必要だろうと思います。
以上、マイルCSにおける安田記念好走馬についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。