これは毎年このブログに書いていることですが、エリザベス女王杯における好走データの中で私が最も重視しているのは、やはり牡馬との対戦実績。
特に以下に該当する馬が2013〜2022年までの10年間で8度(13頭)好走しており、エリザベス女王杯攻略のために最も重要な好走データの一つになるだろうと感じています。
近2走以内に牡馬混合重賞で3着以内か、または重賞以外の牡馬混合レースで1着の実績を持つ馬(但し前走重賞以外の馬は除く)
以下に具体的な好走例を挙げてみます。
22年
①ジェラルディーナ(前走オールカマー1着)4番人気
②ウインマリリン(前走札幌記念3着)5番人気
21年
①アカイイト(前々走垂水S1着)10番人気
③クラヴェル(前走新潟記念3着)9番人気
20年
①ラッキーライラック(前走札幌記念3着)1番人気
②サラキア(前々走小倉日経OP1着)5番人気
③ラヴズオンリーユー(前々走鳴尾記念2着)3番人気
19年
※該当馬の好走なし
18年
③モズカッチャン(前走札幌記念3着)1番人気
17年
②クロコスミア(前々走WASJ1着)9番人気
③ミッキークイーン(前走宝塚記念3着)3番人気
16年
※該当馬の好走なし
15年
②ヌーヴォレコルト(前走オールカマー2着)1番人気
14年
①ラキシス(前走オールカマー2着)3番人気
13年
③アロマティコ(前々走佐渡S1着・1600万下)5番人気
※丸数字はエリザベス女王杯の着順を示します。
2021年は3連単339万馬券の大波乱となりましたが、この年もこのデータ通りの決着だったことを考えると、この好走データの有効性がご理解頂けるのではないかと思います。
そもそもいくら強いと言っても、一部の超A級牝馬を除けば牝馬が牡馬に劣ることは間違いなく、重賞に出走してくるような牡馬にはたいていの牝馬では太刀打ちできません。
そんな中で揉まれ、かつ好走した実績を持つ牝馬にとって、エリザベス女王杯はGⅠといっても一気に相手関係が楽になりますので、上記の結果はまさにそのことを証明しているように感じます。
今年の出走登録馬を確認すると、以下の5頭が上記好走パターンに該当していました。
ククナ(前々走七夕上2着)
サリエラ(前々走目黒記念3着)
ディヴィーナ(前々走関屋記念3着)
ブレイディヴェーグ(前々走1勝クラス1着)
ルージュエヴァイユ(前々走エプソムC2着)
過去の傾向から考えるとこの中から複数頭が好走する可能性もありそうで、要注意の5頭だろうと思います。
以上、エリザベス女王杯における牡馬混合戦実績についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。