何度もこのブログで書いてきた通り、牡馬、牝馬に関わらず、三冠レースを総力を挙げて取りにくるのが社台グループ。
2020年こそ牡馬・牝馬共にデアリングタクト、コントレイルといった非社台のスーパーホースが勝ちましたが、2021年、2022年の秋華賞は再び社台系生産馬が1〜3着を独占したように、例年の秋華賞は社台グループの独断場のような舞台。
とりあえず以下に紫苑Sが重賞に昇格した2016年以降(過去7年間)で、秋華賞3着以内に好走した社台系生産馬とその前走成績をまとめてみます。
22年
① スタニングローズ(ノーザンF生産馬、前走紫苑S1着)
③ナミュール(ノーザンF生産馬、前走オークス3着)
③ スターズオンアース(社台F生産馬、前走オークス1着)
21年
①アカイトリノムスメ(ノーザンF生産馬、前走オークス2着)
②ファインルージュ(ノーザンF生産馬、前走紫苑S1着)
③アンドヴァラナウト(ノーザンF生産馬、前走ローズS1着)
20年
②マジックキャッスル(社台F生産馬、前走紫苑S4着)
19年
①クロノジェネシス(ノーザンF生産馬、前走オークス3着)
②カレンブーケドール(社台F生産馬、前走紫苑S3着)
18年
①アーモンドアイ(ノーザンF生産馬、前走オークス1着)
17年
①ディアドラ(ノーザンF生産馬、前走紫苑S1着)
②リスグラシュー(ノーザンF生産馬、前走ローズS3着)
16年
①ヴィブロス(ノーザンF生産馬、前走紫苑S2着)
②パールコード(社台F生産馬、前走紫苑S5着)
③カイザーバル(社台F生産馬、前走ローズS3着)
※丸数字は着順を示します。
前記の通り非社台のデアリングタクトが牝馬3冠を達成した2020年、ノーザンFのスーパーホース、アーモンドアイが3冠を達成した2018年は社台系生産馬が1頭ずつしか馬券に絡んでいませんが、これらの年を含めても直近7年間の好走馬21頭中15頭が社台系生産馬。
要するに牝馬、牡馬共に非社台が3冠を達成した2020年以外は全て社台系生産馬が勝利しており、しかも社台系ノーザンF生産馬が6勝。
これまでにご紹介した好走データと組み合わせると、下記のいずれかに該当するノーザンF生産馬が狙い目になりそうですね。
(1) ローズS3着以内好走馬
(2) 紫苑S3着以内好走馬
(3) オークスからの直行馬
ちなみに今年は以下8頭の社台系生産馬が上記の3条件に該当しています。
リバティアイランド(ノーザンF生産馬、前走オークス1着)
ハーパー(ノーザンF生産馬、前走オークス2着)
コナコースト(ノーザンF生産馬、前走オークス7着)
ドゥアイズ(ノーザンF生産馬、前走オークス9着)
モリアーナ(ノーザンF生産馬、前走紫苑S1着)
ヒップホップソウル(社台F生産馬、前走紫苑S2着)
マスクトディーヴァ(社台F生産馬、前走ローズS1着)
マラキナイア(社台F生産馬、前走ローズS3着)
今年はやはりリバティアイランドの牝馬3冠達成に注目が集まりそうですが、紫苑S勝ち馬のモリアーナ、同2着馬のヒップホップソウル、オークス2着馬のハーパー、意外と不気味なドゥアイズなども軽視は禁物だろうと思います。
以上、秋華賞における社台系生産馬についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。