秋のGⅠ初戦、スプリンターズSの開演です。
このレースの近年の傾向について、少し昔のデータになりますが、2018年のJRAホームページに掲載されていたものがかなり参考になりますので、一部アレンジした形でご紹介したいと思います。
(1) 過去15年間の3着内馬45頭中20頭は、同年のJRA1400メートル以上のレースで優勝経験のある馬だった
《同年JRA1400m以上勝利経験》
あり:8-8-4-21(3着内率 48.8%)
なし:7-7-11-173(3着内率 12.6%)
スプリンターズSは芝1200mの電撃戦にも関わらず、1400m以上で勝利実績を持つ馬が好成績を残しているのは面白いですね。
しかも3着内率48.8%ということは、該当馬の2頭に1頭近くのペースで好走していることになりますので、当然ながら軽視禁物。
昨年は該当馬のウインマーベルが2着に入線していますし、2021年、2020年は共に該当馬がワンツーゴールを決めていますので、今年も注目したいと思います。
ちなみに今年は以下3頭がこの好走データに該当しています。
アグリ(阪急杯1着、阪神芝1400m)
ママコチャ(安土城S1着、京都芝1400m)
モズメイメイ(チューリップ賞1着、阪神芝1600m)
(2) 前走4着以内&前走4番人気以内の馬が有力
このデータは2018年JRAホームページに掲載されていた好走データを参考に、大幅にアレンジしたものですが、近年は毎年このパターンの馬が好走しているのも事実。
22年
①シャンダル(前走9番人気17着)
② ウインマーベル(前走2番人気2着)
③ナランフレグ(前走12番人気9着)
21年
①ピクシーナイト(前走2番人気2着)
②レシステンシア(前走1番人気1着)
③シヴァージ(前走1番人気5着)
20年
①グランアレグリア(前走3番人気1着)
②ダノンスマッシュ(前走1番人気1着)
③アウィルアウェイ(前走10番人気3着)
19年
①タワーオブロンドン(前走1番人気1着)
②モズスーパーフレア(前走2番人気4着)
③ダノンスマッシュ(前走1番人気1着)
18年
①ファインニードル(前走1番人気1着)
②ラブカンプー(前走2番人気2着)
③ラインスピリット(前走9番人気5着)
※丸数字は着順を示します。
上記の通り、過去5年間の好走馬15頭中10頭がこのパターンに該当していますので、今年も注意が必要だろうと思います。
今年は以下4頭がこの好走パターンに該当しています。
《前走4着以内&前走4番人気以内》
アグリ(前走2番人気2着)
トウシンマカオ(前走2番人気3着)
ナムラクレア(前走1番人気1着)
ママコチャ(前走1番人気2着)
以上、スプリンターズSにおける好走データ(その1)についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。