本日は関屋記念の好走血統を確認していきたいと思いますが、近年のレース結果を眺めると、主に以下2つの傾向が見え隠れしているように感じます。
(1) 近親にロベルトの血統を持つ馬が有力
22年
①ウインカーネリアン(父ロベルト系)1番人気
21年
①ロータスランド(父ロベルト系、母母父ロベルト系)4番人気
③ソングライン(母父ロベルト直仔)1番人気
20年
③アンドラステ(母父ロベルト直仔)1番人気
19年
③ソーグリッタリング(母父ロベルト系)4番人気
18年
*該当馬の好走なし
17年
①マルターズアポジー(母母父ロベルト直仔)7番人気
16年
③マジックタイム(母父ロベルト直仔)1番人気
上記の結果を眺めて明らかなように、近親にスタミナ色の強いロベルトの血を持つ馬が、ほぼ毎年のように好走していますね。
日本一直線が長い新潟外回りコースで開催される関屋記念ですので、やはりラストの直線で粘り切るだけのスタミナが重要なポイントになるのだろうと思います。
今年は以下6頭がこのパターンに該当しています。
*該当馬
サクラトゥジュール(母父ロベルト系)
セルバーグ(父ロベルト系)
ディヴィーナ(父ロベルト系)
ノルカソルカ(父ロベルト系)
フラーズダルム(母母父ロベルト系)
ロータスランド(父ロベルト系、母母父ロベルト系)
(2) 夏場に強いダンチヒ系の血統、例えばデインヒル等を近親に持つ馬が有力
22年
③ ダノンザキッド(母父デインヒル直仔、ダンチヒ系)2番人気
20年
①サトノアーサー(母父デインヒル直仔、ダンチヒ系)4番人気
19年
②ミエノサクシード(母母父デインヒル、ダンチヒ直仔)6番人気
18年
①プリモシーン(母父デインヒル直仔、ダンチヒ系)1番人気
17年
②ウインガニオン(母父ダンチヒ直仔)4番人気
16年
①ヤングマンパワー(父デインヒル直仔、ダンチヒ系)3番人気
ダンチヒ系(特にダンチヒ直仔のデインヒル産駒)も毎年のように好走しています。
ちなみにダンチヒは夏場に強い血統で、近年の好走馬の傾向を見る限り、今年も無視できないような気がしますね。
ちなみに今年の出走馬の中で近親にダンチヒの血統を持っている馬は以下の1頭のみ。
*該当馬
ミッキーブリランテ(母父デインヒル直仔、ダンチヒ系)
該当馬は1頭のみで、かつこの馬は7歳馬のためさすがに要らないような気もしますすが、余裕があれば1枚押さえることも検討したいと思います。
以上、関屋記念の好走血統についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。