今回はこれまでのJRAホームページに掲載されていたデータを中心に、幾つかの好走データをご紹介します。
よかったら皆様の予想の参考にして下さい。
(1) 前走着順
このデータは2021年のJRAホームページに掲載されていたものを大幅にアレンジしたものですが、前走重賞に出走して3着以内に好走していた馬は、過去6年間のラジオNIKKEI賞で全て凡走しています。
22年
⑫ベジャール(前走毎日杯2着)4番人気
21年
⑥ボーデン(前走スプリングS3着)1番人気
⑨リッケンバッカー(前走NHKマイルC4着)2番人気
20年
前走重賞5着以内の出走なし
19年
⑨ヒシイグアス(前走スプリングS5着)1番人気
⑪ディキシーナイト(前走スプリングS3着)2番人気
18年
⑤エイムアンドエンド(前走共同通信杯3着)6番人気
※丸数字はラジオNIKKEI賞の着順を示します。
前走重賞好走馬ということで、その多くが1・2番人気に支持されているものの、見事なまでに全滅していますので、前走重賞5着以内の馬は割り引きが必要ですね。
今年は以下の1頭のみがこのパターンに該当しています。
〈前走重賞5着以内〉
エマヌエーレ(前走毎日杯5着)
そしてむしろ上位に評価すべきは前走重賞に出走して、6着以下に敗れていた馬で、今年は以下4頭が該当しています。
〈前走重賞6着以下〉
オメガリッチマン(前走京都新聞杯6着)
グラニット(前走皐月賞12着)
コレペティトール(前走共同通信杯7着)
シーウィザード(前走NZT10着)
このような傾向は前走の重賞で好走してしまうと実力以上に斤量が課せされる、ハンデ戦特有の傾向だと思いますが、上記前走重賞6着以下の馬は狙い目のように感じています。
(2) 斤量
このデータは今年のJRAホームページに掲載されているものですが、過去10年間の好走馬30頭中26頭は斤量52kg以上56kg未満だったとのこと。
52kg未満の軽斤量馬や56kg以上の馬はやはり割り引きが必要でしょう。
*2023年JRAホームページより引用
今年は以下11頭が斤量52kg以上56kg未満の好走パターンに該当しています。
アグラシアド 54kg
ウヴァロヴァイト 55kg
エマヌエーレ 54kg
エルトンバローズ 55kp
グラニット 55kg
コレペティトール 55kg
シルトホルン 54kg
シーウィザード 55kg
スズカハービン 54kg
ダイシンヤマト 53kg
マイネルモーント 55kg
(3) 勝ち馬の傾向
このデータは昨年のJRAホームページに掲載されていたものをアレンジしたものですが、過去8年間の勝ち馬は全て以下2点のいずれかをクリアしていました。
a. 3歳以降にOPクラス(芝2000m以上)で6着以内に好走
b. 3歳以降無敗
《ラジオNIKKEI賞勝ち馬の傾向》
22年:フェーングロッテン(a. 白百合S1着)
21年:ヴァイスメテオール(a. 京成杯4着、プリンシパルS4着)
20年:バビット(b. 3歳時2戦2勝)
19年:ブレイキングドーン(a. 弥生賞3着、京都新聞杯6着)
18年:メイショウテッコン(a. 若葉S6着、京都新聞杯5着)
17年:セダブリランデス(b. 3歳時1戦1勝)
16年:ゼーヴィント(a. プリンシパルS3着)
15年:アンビシャス(a. プリンシパルS3着)
ちなみに今年の該当馬は以下の2頭。
オメガリッチマン(京都新聞杯6着、京成杯2着)
セオ(すみれS5着)
とりあえず現時点の本命候補として注目しています。
以上、ラジオNIKKEI賞における、JRAホームページ掲載データについての見解でした。
それではまたお会いしましょう。