昨日の記事で、宝塚記念は前年有馬記念好走馬がしばしば好走していることについて触れましたが、少なくともあと2つ、宝塚記念と間違いなく直結していると感じるレースがあります。
それは宝塚記念(リピーター)と菊花賞。非根幹距離で開催される宝塚記念はとにかくリピーターの多いレースで、その点から以前の宝塚記念好走馬が再度好走するのは当然のこととはいえ、菊花賞は距離が違いすぎるため、少し意外な感じもしますね。
以下に近年の好走例を挙げてみましょう。
22年
①タイトルホルダー(21年菊花賞1着)2番人気
21年
①クロノジェネシス(20年宝塚記念1着)1番人気
20年
②キセキ(19年宝塚記念2着、17年菊花賞1着)6番人気
19年
②キセキ(17年菊花賞1着)1番人気
18年
①ミッキーロケット(17年宝塚記念6着)7番人気
17年
①サトノクラウン(16年宝塚記念6着)3番人気
②ゴールドアクター (14年菊花賞3着)5番人気
16年
③キタサンブラック(15年菊花賞1着)2番人気
15年
②デニムアンドルビー(14年宝塚記念5着)10番人気
14年
①ゴールドシップ(13年宝塚記念1着、12年菊花賞1着)1番人気
13年
①ゴールドシップ(12年菊花賞1着)2番人
※丸数字は着順を示します。
上記に過去10年間の好走馬をピックアップしてみましたが、該当馬が11頭好走。
そしてその好走馬を見ると、
・宝塚記念1〜6着入線馬
・菊花賞1〜3着入線馬
全てこのパターンに該当していることが分かります。
昨日記載した過去の有馬記念上位入線馬と合わせて、過去の宝塚記念で6着以内に入線した馬、3歳時に菊花賞で3着以内に好走した馬には細心の注意が必要のようですね。
今年は以下の5頭が上記のパターンに該当しています。
アスクビクターモア(22年菊花賞1着)
ジャスティンパレス(22年菊花賞3着)
ディープボンド(22年宝塚記念4着)
モズベッロ(20年宝塚記念3着)
ユニコーンライオン(21年宝塚記念2着)
モズベッロは3年前の実績(宝塚記念3着)ですので、さすがに今年は無いような気もしますが、残りの4頭は十分に好走の可能性もありそうで、私自身注目しています。
以上、宝塚記念における直結レースについての見解でした。
それではまたお会いしましょう。