東京ダート1600mで開催されるユニコーンSは1番人気馬の成績が2-2-0-6と、過去10年間で4頭が連対しているものの、逆に言えば6頭が馬券圏外に消えている訳で、一筋縄にはいかない重賞のような印象がありますね。
しかも2014年は3連単22万馬券の波乱、2015年も3連単10万馬券の高配当、2021年は3連単79万馬券の大波乱、2022年も3連単62万馬券の大波乱と、近年は益々波乱傾向が高まりつつあるようにも感じます。
ちなみに2013年以降(10年間)の勝ち馬の人気を見ると、
③・③・②・②・②・①・③・①・⑦・⑦(一番左が2013年、一番右が2022年、以下同じ)
直近の2年間は比較的人気薄が勝っているとはいえ、ほとんど(8頭)の馬が3番人気以内の上位人気馬ばかり。
そして3着馬の人気を見ると、
⑧⑪・⑦・③・③・③・⑦・⑥・⑪・③・⑧(2013年は3着同着)
こちらは大半(6頭)が7番人気以下の人気薄ばかりですね。
今年も荒れるかどうかは分かりませんが、3連単の馬券を購入するなら、少なくとも穴馬の3着付けは比較的有効のように感じます。
さて、今回はユニコーンSの好走ローテを確認したいと思いますが、以前はユニコーンSの好走ローテとして端午S(2011年はいぶき賞の名称で開催)が定番だったものの、端午Sが京都ダート1800mから京都ダート1400mに条件変更(2013年)されたことに伴い、代わって2014年から新たなステップレースとして青竜Sが新設されています。
しかもこのレースはユニコーンSと同条件の東京ダート1600mで開催されますので、近年はこのレースを叩いてユニコーンSで好走する馬が続出。
22年:良馬場
①ペイシャエス(前走青竜S5着)
③バトルクライ(前走青竜S3着)
21年:重馬場
不発
20年:稍重
②デュードヴァン(前走青竜S1着)
19年:重馬場
②デュープロセス(前走青竜S1着)
18年:重馬場
不発
17年:良馬場
②ハルクンノテソーロ(前走青竜S2着)
③サンライズソア(前走青竜S1着)
16年:良馬場
③グレンツェント(前走青竜S1着)
15年:稍重
①ノンコノユメ(前走青竜S1着)
②ノボバカラ(前走青竜S4着)
③アルタイル(前走青竜S2着)
※丸数字は着順を示します。
2021年こそ該当馬の好走がなかったものの、やはり今年も注目のステップレースになりそうですね。
ちなみに今年の出走馬の中では、以下の2頭が前走青竜S組に該当しています。
【前走青竜S組】
②コパノパサディナ 6番人気
⑦ラフエイジアン 3番人気
※丸数字は青竜Sの着順を示します。
上記を眺めた印象では、2着に入線したコパノパサディナはもちろん本命候補になりそうですが、3番人気に支持されていたラフエイジアンもやはり軽視は禁物だろうと思います。
以上、ユニコーンSにおけるローテについての見解でした。
それではまたお会いしましょう。