春のクラシックと言えば社台系。
牝馬3冠の中でも格式の高い桜花賞は、社台が獲りに来るGⅠの筆頭格のレースであり、過去7年間の好走馬を見ても、社台系生産馬が圧倒的な存在感を示していることが分かります。
22年
①スターズオンアース(生産:社台F、馬主:社台レースホース)7番人気
②ウォーターナビレラ(非社台)3番人気
③ナムラクレア(非社台)6番人気
21年
①ソダシ(生産:ノーザンF)2番人気
②サトノレイナス(生産:ノーザンF)1番人気
③ファインルージュ(生産:ノーザンF)8番人気
20年
①デアリングタクト(非社台)2番人気
②レシステンシア(生産:ノーザンF、馬主:キャロットF)1番人気
③スマイルカナ(非社台)9番人気
19年
①グランアレグリア(生産:ノーザンF、馬主:サンデーR)2番人気
②シゲルピンクダイヤ(非社台)7番人気
③クロノジェネシス(生産:ノーザンF、馬主:サンデーR)3番人気
18年
①アーモンドアイ(生産:ノーザンF)2番人気
②ラッキーライラック(生産:ノーザンF、馬主:サンデーR)1番人気
③リリーノーブル(生産:ノーザンF、馬主:サンデーR)3番人気
17年
①レーヌミノル(非社台)8番人気
②リスグラシュー(生産:ノーザンF、馬主:キャロットF)3番人気
③ソウルスターリング(生産:社台F、馬主:社台レースホース)1番人気
16年
①ジュエラー(生産:社台F)3番人気
②シンハライト(生産:ノーザンF、馬主:キャロットF)2番人気
③アットザシーサイド(生産:社台F)6番人気
※丸数字は桜花賞の着順を示します。
上記の通り過去7年間の好走馬21頭中15頭が社台系生産馬で、うち11頭がノーザンF生産馬。
・ノーザンF生産馬:11頭(平均2.5番人気)
・社台F生産馬 : 4頭(平均4.3番人気)
・非社台 : 6頭(平均5.8番人気)
そして注目のポイントは、「ノーザンF生産馬+馬主社台系クラブ法人」か「社台F生産馬+馬主社台系クラブ法人」のパターンがこの7年間で9頭も好走していること。
キャロットF、サンデーR、社台レースホースといった社台系クラブ法人が所有する馬には特に注意が必要ですね。
ちなみに今年の出走馬の中で、社台系生産馬は以下の11頭。
(ノーザンF生産馬7頭・社台F生産馬2頭・白老F生産馬1頭・追分F生産馬1頭)
〈ノーザンF生産馬〉
コナコースト(馬主:サンデーR)
ドゥアイズ
ハーパー
ブトンドール
ペリファーニア(馬主:キャロットF)
ラヴェル(馬主:キャロットF)
リバティアイランド(馬主:サンデーR)
〈社台F生産馬〉
モズメイメイ
ライトクオンタム(馬主:社台レースホース)
〈白老F生産馬〉
シングザットソング(馬主:社台レースホース)
〈追分F生産馬〉
ムーンプローブ
この大量出走を見るとまるで社台の品評会のようにも見えますし、昨年久しぶりに不発に終わったノーザンFが意地になって勝ちに来ているようにも感じますが、いずれにしても「社台系生産馬+馬主社台系クラブ法人」の6頭には特に注意が必要だろうと思います。
以上、桜花賞における社台系生産馬についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。