高松宮記念(前走)


近年の高松宮記念の3連単配当を見ると、2022年278万馬券、2019年449万馬券といった大波乱決着がある一方で、2021年9,770円、2016年6,690円など、超低配当の年もあって本当に掴みどころのないGⅠですね。

《過去10年間の3連単配当》

22年:2,784,560円
21年:9,770円
20年:217,720円
19年:4,497,470円
18年:60,450円
17年:23,880円
16年:6,690円
15年:81,560円
14年:71,040円
13年:27,200円

この10年間のうち、10万馬券を超えた2019年・2020年、2022年、1万円未満の低配当となった2016年・2021年を除くと以下の通り。

18年:60,450円
17年:23,880円
15年:81,560円
14年:71,040円
13年:27,200円

高松宮記念の配当期待値は概ねこのような感じで、2022年、2019年のような極端な波乱はとりあえず例外と考えるべきかも知れません。さて、過去10年間の高松宮記念の結果を見ると、好走馬30頭中25頭がシルクロードS、阪急杯、オーシャンS、前走香港スプリントからの臨戦馬。

高松宮記念は上記4レースからの臨戦馬を中心に馬券を買うことが基本になりそうですね。

シルクロードS:4-2-1-23(3着内率 23.3%)

阪急杯    :3-2-3-38(3着内率 17.4%)

オーシャンS :1-2-5-54(3着内率 12.9%)

香港スプリント:1-0-1-3(3着内李 40.0%) 

*4レース計:9-6-10-115(3着内率 17.9%)

ただ、問題は上記ローテーションから臨戦してくる馬が多く、これだけでは絞りきれませんので、もう少し別の視点からのスクリーニングが必要ですね。

そこで直近4年間の好走馬を見ると、前走2番人気以内に支持されていた馬が5頭。

◾️好走馬の前走人気

22年

①ナランフレグ(前走4番人気)
②ロータスランド(前走5番人気)
③キルロード(前走9番人気)

21年

①ダノンスマッシュ(前走海外レース)
②レシステンシア(前走1番人気)
③インディチャンプ(前走3番人気)

20年

①モズスーパーフレア(前走2番人気)
②グランアレグリア(前走1番人気)
③ダイアトニック(前走1番人気)

19年

①ミスターメロディ(前走1番人気)
②セイウンコウセイ(前走5番人気)
③ショウナンアンセム(前走13番人気)

※丸数字は着順を示します。

昨年は全てこのパターンに該当していませんが、前述の通りこの年は3連単278万馬券の例外の年。

通常の年はおそらく、

「前走阪急杯、オーシャンS、シルクロードSに出走し、2番人気以内に支持されていた馬」

このパターンの馬こそ要注意と言えそうですね。

今年の出走登録馬を確認すると、下記4頭が上記のパターンに該当しています。

アグリ(前走阪急杯2番人気1着)

グレナディアガーズ(前走阪急杯1番人気7着)

ヴェントヴォーチェ(前走オーシャンS2番人気1着)

ナムラクレア(前走シルクロードS2番人気1着)

過去データから考えるとこの4頭の中から好走馬が出る可能性は高そうで、私自身注目しています。

以上、高松宮記念におけるローテーションについての見解でした。

それではまたお会いしましょう。


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