今週は毎日王冠の好走パターンを確認して行きたいと思います。
このレースは近年、堅い決着の連続で配当妙味は期待できないかも知れませんが、とりあえず今回は2つの傾向についてご紹介します。
(1) 同年GⅠ・GⅡ実績
近年の毎日王冠の結果を見ると、
「同年のGⅠ・GⅡで3着以内の好走実績有」
このパターンに該当する馬が、2015年以降の10年間で6-8-3-28(連対率37.8%)と好成績を挙げていることがわかります。
以下に該当馬の好走例を挙げてみましょう。
24年:該当馬4頭
①シックスペンス(1番人気)
23年:該当馬4頭
②ソングライン(1番人気)
③シュネルマイスター(2番人気)
22年:該当馬4頭
①サリオス(1番人気)
21年:該当馬7頭
①シュネルマイスター(1番人気)
②ダノンキングリー(2番人気)
③ポタジェ(4番人気)
20年:該当馬2頭
①サリオス(1番人気)
②ダイワキャグニー(4番人気)
19年:該当馬4頭
①ダノンキングリー(1番人気)
②アエロリット(2番人気)
③インディチャンプ(3番人気)
18年:該当馬5頭
①アエロリット(1番人気)
②ステルヴィオ(3番人気)
17年:該当馬5頭
②サトノアラジン(5番人気)
16年:該当馬6頭
②アンビシャス(3番人気)
15年:該当馬4頭
②ディサイファ(4番人気)
※丸数字は毎日王冠の着順を示します。
ほぼ全てが上位人気馬という点は玉に瑕(きず)とはいえ、これだけ続くと当然今年も注目のデータになりそうですね。
ちなみに今年の出走登録馬の中でこのパターンに該当している馬は以下の3頭。
シックスペンス(中山記念1着)
ホウオウビスケッツ(金鯱賞2着)
ロングラン(マイラーズC1着)
過去データから考えれば、上記の中から好走馬が出る可能性が高そうで、私自身も注目しています。
(2) 3歳馬に要注意
近年の毎日王冠の結果を見ると、3歳馬の活躍が目立ちます。
24年:3歳馬の出走は3頭
①シックスペンス
23年:3歳馬の出走は2頭
①エルトンバローズ
22年:3歳馬の出走なし
21年:3歳馬の出走は1頭のみ
① シュネルマイスター
20年:3歳馬の出走は2頭
①サリオス
19年:3歳馬の出走は2頭
①ダノンキングリー
※丸数字は毎日王冠の着順を示します。
2022年は3歳馬の出走が無かったので、好走馬がいないのは当たり前ですが、この年を除けば2019年〜2024年まで3歳馬が5連勝。
この6年間で3歳馬は10頭しか出走していないにも関わらず、その間の成績が5-0-0-5ですので、これは軽視禁物ですね。
ちなみに今年の該当馬は以下の1頭のみ。
サトノシャイニング
僅か1頭しか出走登録されていませんので、今年は空振りの可能性もありますが、近年の成績を考えれば軽視は禁物だと考えています。
以上、毎日王冠における好走データ(その1)についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。