前回と前々回の2回でなんとなく紫苑Sの傾向が見えてきた気もしますが、今回は落穂拾い的に2つの好走パターンを確認して、とりあえず紫苑Sのまとめにしたいと思います。
よかったら皆様の予想の参考にして下さい。
(5) 芝1800m以上の勝利実績がある馬が有力
紫苑Sは中山芝2000mで開催される重賞だけに、この距離をこなせるかどうかが一つのポイントになりそうで、過去5年間の好走馬15頭中9頭は芝1800m以上のレースで勝利実績を持つ馬だったという特徴があります。
《紫苑Sにおいて芝1800m以上のレースで好走実績のあった馬》
24年
①クリスマスパレード 5人
③ミアネーロ 3人
23年
①モリアーナ 4人
22年
①スタニングローズ 1人
③ライラック 6人
21年
②スルーセブンシーズ 4人
③ミスフィガロ 12人
20年
②パラスアテナ 10人
③シーズンズギフト 3人
今年は以下10頭が芝1800m以上のレースで勝利実績を持つ馬に該当しています。
サヴォンリンナ
サタデーサンライズ
ジョスラン
セイキュート
ダノンフェアレディ
テリオスララ
ドマーネ
マイスターヴェルク
リンクスティップ
ロートホルン
(6) 中山芝勝利実績のある馬が有力
これは競馬ファンの間では常識ですが、トリッキーな中山コースはこのコースを得意とする巧者が生まれやすい舞台で、紫苑Sにおいても中山の実績は重要なポイントの一つ。
過去5年間の紫苑S好走馬15頭を確認すると、実にその内の10頭が中山コースの勝利実績を持つ馬に該当していました。
24年
①クリスマスパレード(中山:2-0-0-0)5人
②ミアネーロ(中山:2-0-0-1)3人
23年
②ヒップホップソウル(中山:1-1-0-1)2人
22年
①スタニングローズ(中山:1-0-0-0)1人
②サウンドビバーチェ(中山:1-0-0-0)2人
③ライラック(中山:1-0-0-0)6人
21年
①ファインルージュ(中山:1-0-0-0)2人
②スルーセブンシーズ(中山:2-0-1-0)4人
20年
①マルターズディオサ(中山:1-0-0-0)5人
③シーズンズギフト(中山:1-1-1-0)3人
今年の出走馬の中では、以下1頭のみが中山コースの勝利実績を持つ馬に該当しています。
ジョスラン(中山:1-0-0-1)
以上、紫苑Sにおける好走データについての見解(その3)でした。
それではまたお会いしましょう。