アイビスSDは新潟直線千メートル(直千)で開催されるGⅢ戦。
日本唯一の変則コースで開催される重賞だけに、いくつかの特徴的な傾向が見られますが、今日と明日の2回で軽く近年の傾向を確認しておきたいと思います。
(1) 直結レース
近年、前走か前々走で韋駄天Sに出走した馬がアイビスSDでも好走するケースが目立ちます。
韋駄天Sは2014年に新設されたOP特別の一戦ですが、アイビスSDと同じ新潟直千で開催されることもあって、このレースで3着以内に入線した馬が2014年以降10年連続でアイビスSDでも好走。
ちなみに昨年は不発に終わっていますが、今年は逆に狙い目のような気がしますね。
24年
不発
23年
②トキメキ(前走韋駄天S4番人気3着)
22年
①ビリーバー(前走韋駄天S6番人気4着)
②シンシティ(前走韋駄天S9番人気3着)
③ロードベイリーフ(前々走韋駄天S10番人気2着)
21年
②ライオンボス(前走韋駄天S1番人気9着)
20年
① ジョーカナチャン(前走韋駄天S5番人気2着)
②ライオンボス(前走韋駄天S1番人気1着)
19年
①ライオンボス(前走韋駄天S1番人気1着)
②カッパツハッチ(前走韋駄天S3番人気2着)
18年
①ダイメイプリンセス(前々走韋駄天S1番人気1着)
③ナインテイルズ(前々走韋駄天S10番人気5着)
17年
①ラインミーティア(前走韋駄天S3番人気4着)
②フィドゥーシア(前走韋駄天S2番人気1着)
16年
②ネロ(前走韋駄天1番人気S2着)
③プリンセスムーン(前走韋駄天2番人気S1着)
15年
③アースソニック(前々走韋駄天S5番人気3着)
14年
①セイコウライコウ(前々走韋駄天S2番人気1着)
③アースソニック(前々走韋駄天S5番人気3着)
※丸数字はアイビスSDの着順を示します。
今年は以下5頭が韋駄天S好走馬に該当しており、この中から何頭かが好走する可能性は高いだろうと思います。
①テイエムスパーダ 2番人気
③クムシラコ 13番人気 *前々走
④シロン 1番人気 *前々走
⑦ブーケファロス 4番人気 *前々走
⑯ファロロジー 15番人気 *前々走
※丸数字は韋駄天Sの着順を示します。
(2) 外枠有利
これは今更書くまでも無いアイビスSDの有名な傾向の一つですが、新潟直千は外枠有利な舞台。
この傾向は今年のJRAホームページにも掲載されていますので、以下に引用してみましょう。

※2025年JRAホームページより引用。
上記のデータから明らかなように、過去10年間で3着内に好走した30頭中19頭は6枠より外枠の馬、勝ち馬10頭中7頭はやはり6枠より外枠の馬でしたので、「迷ったら外枠」はこのレースの攻略法の一つと言えるでしょう。
以上、アイビスSDにおける好走データについての見解(その1)でした。
それではまたお会いしましょう。