今回は近年の関屋記念好走パターンの中から、私が注目しているものを2つご紹介しますので、関屋記念攻略の参考にして下さい。
(1) 好走ローテ
過去10年間の関屋記念の結果を確認すると、前走中京記念出走馬が高い好走率を挙げていましたが、今年はローテーション変更で中京記念の前に関屋記念が開催されますので、もちろんこのローテからのアプローチは使えません。
そこで他のの好走ローテを確認すると、以下2つのレースからの臨戦馬が狙い目になりそうな感じがしますね。
《関屋記念 好走ローテ》*過去10年間
・前走米子S:2-1-1-10(3着内率 28.6%)
・前走GⅠ :2-1-4-19(3着内率 26.9%)
ちなみに米子Sは今年からしらさぎSに名称が変更され、しかも重賞(GⅢ)に昇格となりましたので、注目の好走ローテになるかも知れません。
《前走しらさぎS出走馬》
④ダイシンヤマト 7人
⑩シヴァース 4人
一方、前走GⅠ出走馬は2024年、2023年と不発に終わっており、やや信頼できないところもあるのですが、近年では以下の好走例があり、やはり軽視は禁物ですね。
《関屋記念 前走GⅠ出走馬の好走例》
22年3着 ダノンザキッド(前走安田記念6着)
21年2着 カラテ(前走安田記念13着)
21年3着 ソングライン(前走NHKマイルC2着)
19年1着 ミッキーグローリー(前走マイルCS5着)
18年1着 プリモシーン(前走NHKマイルC5着)
16年3着 マジックタイム(前走VマイルC6着)
15年3着 ヤングマンパワー(前走NHKマイルC6着)
ちなみに今年の出走馬の中では以下3頭が前走GⅠからの臨戦馬に該当しています。
イミグラントソング(前走NHKマイルC11着)2人
オフトレイル(前走高松宮記念14着)11人
ボンドガール(前走Vマイル16着)2人
(2) 好走馬の条件
このデータは2023年のJRAホームページに掲載されていたもをアレンジしたものですが、近年の関屋記念は以下2つに該当している馬がしばしば好走しています。
a. 同年のOPクラス2着以内の実績あり
b. 前走5番人気以内
《該当馬の好走例》
24年
①トゥードジボン(前走米子S1着・前走4人)3人
②ディオ(前走米子S2着・前走3人)8人
23年
②ディヴィーナ(前走中京記念2着・前走2人)2人
22年
①ウインカーネリアン(前走米子S1着・前走1人)1人
21年
①ロータスランド(前々走米子S1着・前走3人)4人
20年
①サトノアーサー(3走前六甲S2着・前走1人)4人
19年
*該当馬の連対なし
18年
①プリモシーン(3走前フェアリーS1着・前走5人)1人
*丸数字は着順を示します。
今年の出走馬を確認したところ、以下3頭がこのパターンに該当していました。
イミグラントソング(前々走NZT1着・前走2人)
カナテープ(前走府中牝馬S2着・前走3人)
ボンドガール(3走前東京新聞杯2着・前走2人)
以上、関屋記念における好走パターンについての見解でした。
それではまたお会いしましょう。