関屋記念は新潟外回り芝1600mで開催されるGⅢ戦ですが、従来は7月第3週前後に中京記念、8月第2週前後に関屋記念が開催されていたのが、サマーマイルシリーズの順序が入れ替わった感じですね。
しかし最大の変更点は、夏の重賞にしては珍しく別定戦で開催されていた関屋記念が、今年からハンデ戦に変更されたこと。
こうなると果たしてこれまでのデータがどこまで有効か疑問が残るものの、とりあえず近年の傾向を確認して行きたいと思います。
まず最初のポイントとして、関屋記念は毎年のように外枠(7・8枠)を引いた馬が好走しているように、外枠有利な傾向は押さえておく必要があるでしょう。
《関屋記念好走馬の枠順》
24年:7枠→7枠→6枠
23年:1枠→1枠→8枠
22年:7枠→4枠→5枠
21年:3枠→7枠→6枠
20年:8枠→8枠→2枠
19年:7枠→7枠→3枠
18年:7枠→6枠→3枠
17年:2枠→8枠→5枠
16年:8枠→6枠→4枠
15年:8枠→4枠→7枠
上記で過去10年間の好走馬の枠順をピックアップしてみましたが、この間は毎年7・8枠を引いた馬が、合計14頭馬券に絡んでいることが分かります。
ちなみに7・8枠の馬が全て凡走したのは実に2003年まで遡るほどで、関屋記念といえばまず外枠(7・8枠)の馬が好走することが半ば常識のようなレースですので、今年ハンデ戦に変更されたとしても、外枠有利の傾向は変わらないのではないか?
参考までにに過去10年間の連対馬(1・2着馬)の馬番を並べてみると、連対馬20頭中14頭が2桁馬番で、しかも2023年を除いて毎年7枠・8枠のいずれかが2着以内に好走。
《関屋記念 過去10年間の連対馬》
24年:⑮⑭(7枠→7枠)
23年:②①(1枠→1枠)
22年:⑫⑥(7枠→4枠)
21年:⑥⑬(3枠→7枠)
20年:⑰⑱(8枠→8枠)
19年:⑬⑭(7枠→7枠)
18年:⑫⑩(7枠→6枠)
17年:③⑮(2枠→8枠)
16年:⑰⑫(8枠→6枠)
15年:⑫④(8枠→4枠)
なお、7・8枠を引いた馬の連対は、2004年から2022年まで19年連続で、2023年ついにこの記録が途切れたとはいえ、2024年にはやはり7枠の馬が連対していることから、大外の7・8枠はまさにゴールデンゲートと言えるでしょう。
枠順だけで判断することはもちろんNGとはいえ、それでも関屋記念は外枠有利。
関屋記念予想の大前提として、肝に銘じておくべきだろうと思います。
以上、関屋記念における枠順についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。