今回も引き続き函館2歳Sの好走パターンを2つご紹介します。
皆様の予想の参考にして下さい。
(5) 前走芝レースで2馬身半差以上の着差で勝利した馬に要注意
元々、新馬戦や未勝利戦は能力差のある馬が同じレースに出走しているため、ポテンシャルが高い馬が圧勝するケースも珍しくありません。
将来重賞馬にまで昇進する馬と、生涯未勝利で終わる馬が同じ舞台で戦うこともありますので、これは当たり前のことですね。
そして函館2歳Sは2歳重賞ということもあって、前走新馬戦、未勝利戦の馬が多数出走していますが、その前走の芝レースで2馬身半差以上の着差で圧勝した実績のある馬が、直近2年間は猛威を奮っています。
24年:該当馬4頭
①サトノカルナバル 前走東京芝1400m 7馬身差1着
②ニシノラヴァンダ 前走函館芝1200m 4馬身差1着
③エンドレスサマー 前走函館芝1200m 5馬身差1着
23年:該当馬2頭
②ナナオ 前走函館芝1200m 3馬身差1着
③スカイキャンパス 前走函館芝1000m 2馬身半差1着
22年:該当馬の出走なし
※該当馬の成績1-2-2-1(過去3年間)
2024年は該当馬が1頭も出走していませんでしたので、過去2年間の成績と呼ぶべきか、過去3年間の実績と呼ぶべきか迷いますが、とにかく該当馬が出走してくればほとんど好走しているのは凄いことだと思います。
やはり前走で圧勝した馬の多くは高いポテンシャルを秘めていると考えるべきですね。
ちなみに今年は以下2頭が該当しています。
カイショー 前走芝1000m 3馬身差1着
ブラックチャリス 前走芝1200m 3馬身差1着
(6) 以下4項目をクリアする馬が有力
a. 5枠から8枠
b. 前走1着
c. 前走着差0.1秒以上
d. 前走4角2番手から4番手
このデータは今年のJRAホームページに掲載されているものですが、函館2歳Sにおける過去5年間の勝ち馬5頭は、全て上記4項目をクリアしていたとのこと。
前走着差や枠順など、これまでにご紹介したデータと一部類似したものもありますが、過去5年間の勝ち馬全てが該当していたとなると、やはり軽視できない傾向のように感じますね。
今年は以下5頭がbからdの3項目をクリアしており、5枠から8枠の枠順を引けばこの好走パターンに該当することになりますので、本命候補として注目したいと思います。
エスカレイト
スターオブロンドン
タガノアラリア
トウカイマシェリ
ブラックチャリス
以上、函館2歳Sにおける好走データ(その3)についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。