函館記念は夏の小回りハンデ戦ということもあって、元々波乱含みの重賞ですが、試しに過去10年間の3連単配当を確認したところ、実に7回が10万馬券超え(内4回は50万馬券超え)と、見事なまでの荒れっぷり。
24年:579,230円(3人→4人→14人)
23年:21,330円(1人→4人→2人)
22年:76,970円(7人→1人→4人)
21年:201,770円(2人→14人→12人)
20年:3,432,870円(15人→13人→3人)
19年:52,140円(1人→9人→3人)
18年:571,480円(5人→7人→13人)
17年:915,320円(5人→14人→7人)
16年:223,110円(3人→13人→9人)
15年:124,990円(3人→10人→7人)
そこで今回は比較的穴馬のピックアップにつながりそうな好走パターンを、以下に2つご紹介します。
(5) 4枠より内枠&3番人気以下の馬に要注意
函館記念は内枠有利の傾向が強いのですが、近年は4枠より内枠を引いた穴馬(3番人気以下の馬)が毎年馬券に絡んでいます。
24年
②グランディア(2枠4番)4人
23年
②ルビーカサブランカ(4枠7番)4人
22年
①ハヤヤッコ(1枠1番)7人
③スカーフェイス(4枠8番)4人
21年
②アイスバブル(2枠4番)14人
20年
②ドゥオーモ(3枠6番)13人
③バイオスパーク(1枠2番)3人
この記事を配信した時点ではまだ枠順は決まっていませんが、4枠より内枠を引いた人気薄の馬には特に注意が必要だろうと思います。
(6) 函館実績のある馬に要注意
函館競馬場は小回り、重い洋芝と特徴のあるコースだけに、コース適性の高い馬が好走しがちで、時に人気薄の穴馬も馬券に絡んでいます。
具体的には『函館コースで勝利実績あり』『函館コースで複数の連対実績あり』このいずれかのパターンに該当する馬に要注意。
以下に近年の好走例をピックアップしてみます。
24年
①ホウオウビスケッツ(函館:1-0-0-0)3人
23年
②ルビーカサブランカ(函館:0-2-2-2)4人
③ブローザホーン(函館:1-0-1-0)2人
22年
該当馬の好走無し
21年
①トーセンスーリヤ(函館:0-3-0-0)2人
②バイオスパーク(函館:1-1-1-1)12人
20年
②ドゥオーモ(函館:1-0-0-0)13人
③バイオスパーク(函館:1-1-0-1)3人
19年
①マイスタイル(函館:2-0-0-1)1人
今年は以下2頭がこの好走パターンに該当していますので、当然ながら注意が必要だろうと思います。
アルナシーム(函館:1-0-0-0)
キミノナハマリア(函館:2-0-0-0)
以上、函館記念における好走データ(その3)についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。