府中牝馬S(ハンデ戦)


今回は府中牝馬Sを取り上げたいと思いますが、このレースは昨年まで10月に実施されていた府中牝馬Sとはまるで違うレース。

というより、例年阪神芝2000m(昨年は京都芝2000m)で実施されていたハンデ重賞のマーメイドSを廃止し、その代わりに舞台を東京に移して実施されるレースとのことで、当然ながらマーメイドSの傾向を参考にするべきとは思いますが…

それでも芝2000mで実施されていたマーメイドSを、今度は昨年までの府中牝馬S同様、芝1800mのハンデ戦として実施するというのですから、とにかくややこしい。

今回は昨年までのマーメイドSと府中牝馬Sの両レースの傾向を確認しながら、候補馬をピックアップして行きたいと思います。

PAPT 1:マーメイドSからのアプローチ

まずマーメイドSの過去7年間の3連単配当を確認しておきましょう。

《マーメイドSの結果(過去7年間)》

24年:4番人気→1番人気→6番人気
*3連単 31,410円

23年:1番人気→3番人気→10番人気
*3連単 27,910円

22年:10番人気→4番人気→1番人気
*3連単 116,680円

21年:10番人気→5番人気→6番人気
*3連単 330,150円

20年:7番人気→2番人気→3番人気
*3連単 125,270円

19年:7番人気→10番人気→5番人気
*3連単 391,310円

18年:10番人気→9番人気→4番人気
*3連単 263,970円

直近2年間は堅い決着に留まっているものの、元々波乱含みの重賞だけに、しばしば高配当が飛び出していることが分かります。

とりあえずこのことを前提に傾向を確認して行きましょう。

(1) 斤量50〜52kgの軽斤量馬に要注意

梅雨時の牝馬限定ハンデ戦となると、それだけで波乱の香りが漂っていますが、それはやはり軽斤量の格下馬がちょくちょく馬券に絡むことと無関係ではないでしょう。

下記JRAホームページに掲載されているデータを確認すると、過去10年間で斤量50〜51kgの馬が8頭も連対していることが分かります。

*2025年JRAホームページより引用

ただ、ここでは1kg斤量をプラスして、斤量50〜52kg馬に要注意とさせて頂きます。

今年は以下4頭がこの斤量に該当しています。

ウインエーデル 斤量52kg
エリカヴィータ 斤量52kg
カニキュル 斤量52kg
グランスラムアスク 斤量51kg

(2) 斤量55kg馬に要注意

前項で軽斤量馬の好走について触れましたが、直近5年間のマーメイドSにおいて、斤量55kg馬が好成績を残していることも見逃せないポイントですね。

この5年間における斤量55kg馬の成績が1-2-1-4と、2頭に1頭が好走しており、かつ該当馬が出走した年は毎年1頭馬券に絡んでいます。

《マーメイドS斤量55kg馬の好走例》

24年:該当馬の出走なし
23年:①ビッグリボン(1人)
22年:②マリアエレーナ(4人)
21年:③シャドウディーヴァ(6人)
20年:②センテュリオ(2人)

今年の出走登録馬の中では以下1頭のみが斤量55kg馬に該当しています。

シングザットソング

(3) 前走3・4着馬に要注意

昨年、一昨年と該当馬の好走がありませんでしたが、例年のマーメイドSは前走3・4着馬がしばしば穴を開けるレース。

これは前走で勝利してしまうと斤量が重くなるため、前走3・4着に敗れた実績馬が斤量面で有利になり、巻き返しやすいのかも知れません。

23〜24年:該当馬の好走無し

22年

①ウインマイティー(前走メトロポリタンS4着)10人

③ソフトフルート(前走都大路S4着)1人

21年

②クラヴェル(前走シドニートロフィー4着)5人

20年

①サマーセント(前走下鴨S3着)7人

19年

①サラス(前走パールS3着)7人

今年は以下1頭のみがこのパターンに該当しています。

フィールシンパシー(前走福島牝馬S3着)

以上、府中牝馬SにおけるマーメイドSからのアプローチでした。

それではまたお会いしましょう。


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