日本ダービーのデータ分析の最初に、好走ローテから候補馬を絞り込んでみます。
過去10年間の日本ダービーにおける前走別成績は以下の通りです。

*2025年JRAホームページより引用
この中でも最も多くの好走馬を出しているのは前走皐月賞組で、過去10年間の3着内馬30頭中23頭がこのパターンに該当。
要するに3分の2以上の馬が皐月賞からの臨戦で好走していることになりますね。
そして日本ダービーで3着内に好走した前走皐月賞組の、その皐月賞における着順と人気を確認すると、
「皐月賞3着以内 or(and)5番人気以内」
過去8年間はほぼこのパターンの馬しか馬券に絡んでいませんね。
(例外は2024年1着ダノンデサイル、2022年3着アスクビクターモアの2頭)
2024年
①ダノンデサイル(前走皐月賞除外)
②ジャスティンミラノ(前走皐月賞2番人気1着)
③シンエンペラー(前走皐月賞5番人気5着)
2023年
①タスティエーラ(前走皐月賞5番人気2着)
②ソールオリエンス(前走皐月賞2番人気1着)
2022年
①ドゥデュース(前走皐月賞1番人気3着)
②イクイノックス(前走皐月賞3番人気2着)
③アスクビクターモア(前走皐月賞6番人気5着)
2021年
②エフフォーリア(前走皐月賞2番人気1着)
③ステラヴェローチェ(前走皐月賞6番人気3着)
2020年
①コントレイル(前走皐月賞1番人気1着)
②サリオス(前走皐月賞3番人気2着)
③ヴェルトライゼンデ(前走皐月賞4番人気8着)
2019年
②ダノンキングリー(前走皐月賞3番人気3着)
③ヴェロックス(前走皐月賞4番人気2着)
2018年
①ワグネリアン(前走皐月賞1番人気7着)
②エポカドーロ(前走皐月賞7番人気1着)
2017年
①レイデオロ(前走皐月賞5番人気5着)
②スワーヴリチャード(前走皐月賞2番人気6着)
※丸数字は日本ダービーの着順を示します。
ちなみに今年の出走登録馬の中で、皐月賞3着以内 or(and)5番人気以内の馬は以下の5頭。
①ミュージアムマイル(3番人気)
②クロワデュノール(1番人気)
③マスカレードボール(4番人気)
⑤サトノシャイニング(2番人気)
⑪エリキング(5番人気)
※丸数字は皐月賞の着順を示します。
皐月賞連対馬のミュージアムマイル、クロワデュノールは当然ながら要注意ですが、サトノシャイニングの巻き返しもありそうな感じがしますし、他の2頭も気になる存在ですね。
そして次に前走京都新聞杯組で馬券に絡んだ馬を確認すると、2015年2着サトノラーゼン(前走京都新聞杯1着)と2019年1着ロジャーバローズ(前走京都新聞杯2着)の2頭で、前走京都新聞杯組は連対馬のみをチェックすればよさそうですね。
今年は以下2頭が該当しています。
①ショウヘイ
②エムズ
※丸数字は京都新聞杯の着順を示します。
ここまでのローテーションからのアプローチでピックアップされた馬は、前走皐月賞組から5頭、前走京都新聞杯組から2頭の計7頭。
データ分析の第1ステップで7頭の候補馬がピックアップされましたが、この中から複数頭が好走する可能性はかなり高いはずで、私自身注目しています。
以上、日本ダービーにおける好走ローテについての見解でした。
それではまたお会いしましょう。