近年のオークスを振り返ってみると、新型コロナウイルスのパンデミックで世界中に自粛要請が出ていた2020年や、特に前半はコロナの影響が強く残っていた2021年こそ社台系生産馬の活躍が目立たなかったものの、それ以外の年は例外なく社台系生産馬の独断場。
とりあえず2018年以降の結果を以下にピックアップしてみますが、この傾向を見る限り、やはり今年のオークスも社台系を中心に考えるべきだろうと思います。
24年
①チェルヴィニア(生産:ノーザンF、馬主:サンデーR)2番人気
②ステレンボッシュ(生産:ノーザンF、馬主:吉田勝己氏)1番人気
③ライトバック(非社台)3番人気
23年
①リバティアイランド(生産:ノーザンF、馬主:サンデーR)1番人気
②ハーパー(生産:ノーザンF、馬主:エムズR)2番人気
③ドゥーラ(非社台)15番人気
22年
①スターズオンアース(生産:社台F、馬主:社台RH)3番人気
②スタニングローズ(生産:ノーザンF、馬主:サンデーR)10番人気
③ナミュール(生産:ノーザンF、馬主:キャロットF)4番人気
21年 *特に前半はコロナの影響大の年
①ユーバーレーベン(非社台)3番人気
②アカイトリノムスメ(生産:ノーザンF、馬主:金子真人ホールディングス)2番人気
③ハギノピリナ(非社台)16番人気
20年 *コロナの影響大の年
①デアリングタクト(非社台)1番人気
②ウインマリリン(非社台)7番人気
③ウインマイティー(非社台)13番人気
19年
①ラヴズオンリーユー(生産:ノーザンF、馬主:DMMドリームクラブ)1番人気
②カレンブーケドール(生産:社台F、馬主:鈴木隆司氏)12番人気
③クロノジェネシス(生産:ノーザンF、馬主:サンデーR)2番人気
18年
①アーモンドアイ(生産:ノーザンF、馬主:シルクR)1番人気
②リリーノーブル(生産:ノーザンF、馬主:サンデーR)4番人気
③ラッキーライラック(生産:ノーザンF、馬主:サンデーR) 2番人気
※丸数字は着順を示します。
上記の通り、2018〜2024年の7年間の内、例外とも言える2020年と2021年を除く5年間で見ると、好走馬15頭中13頭が社台系生産馬。
しかもこの5年間は、サンデーR、社台RH、キャロットFといった社台系クラブ法人所有馬が毎年好走。
要するにオークスは社台系生産馬が有力で、中でも社台系クラブ法人所有馬が特注になりますね。
ちなみに今年の出走馬の中から、社台系クラブ法人所有馬をピックアップすると、以下の3頭が該当していました。
《社台系クラブ法人所有馬》
ブラウンラチェット(生産:ノーザンF、馬主:サンデーR)
リンクスティップ(生産:ノーザンF、馬主:サンデーR)
レーゼドラマ(生産:社台F、馬主:社台RH)
過去の傾向から判断すると、この中からオークスの勝ち馬が出る可能性もありそうな気がして、私自身大いに注目しています。
以上、オークスにおける社台系生産馬についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。