今週はマイラーズCの傾向を確認していきますが、このレースは京都競馬場約改修工事の影響で、2021年、2022年の2年間は阪神競馬場で開催されていますので、データをチェックする時は注意が必要ですね。
今回はコース形状そのものにはあまり影響のなさそうなものを中心に、いくつかの傾向を見ていきたいと思います。
(1) 近走で1着がある馬に要注意
このデータは2021年のJRAホームページに掲載されていたものをアレンジしたものですが、マイラーズCの傾向で興味深いのは、直近3走以内に1着(勝利)の実績を持つ馬が、その実績が無い馬と比較して、圧倒的な好成績を残していること。
以下の通り、3走以内に1着の実績を持つ馬の3着内率は30%以上に達していますので、今年も該当馬は要注意と考えるべきでしょう。
《3走前までの勝利実績有無(過去14年)》
あり:10-8-10-59(3着内率 32.2%)
なし:4-6-4-111(3着内率 11.2%)
今年は以下3頭が直近3走以内に1着の実績を持つ馬に該当していますので、本命候補として注目したいと思います。
ジュンブロッサム
レイべリング
ロングラン
(2) 前走着差0.4秒差以内の馬が有力
このデータは2022年のJRAホームページに掲載されていたものをアレンジしたものですが、過去12年間のマイラーズCは「前走1着馬」か、「勝ち馬から0.4秒以内の着差」だった馬が高い好走率を挙げています。
以下の数値を見る限り、前走0.5秒差以上の着差で敗れていた馬は大幅に割り引きが必要と考えるべきでしょう。
《前走着差 or 勝ち馬とのタイム差(過去13年間)》
前走1着 :3-2-3-30(3着内率 23.1%)
0.4秒差以内:9-6-8-37(3着内率 38.3%)
0.5秒差以上:1-5-2-90(3着内率 8.2%)
今年の出走登録馬の中から、好走率の高い「前走1着」「前走勝ち馬と0.4秒差以内に敗れた馬」をピックアップすると、以下6頭が該当していますので注意が必要ですね。
《前走1着》
ロングラン
《勝ち馬と0.4秒差以内》
グラティアス
セオ
ニホンピロキーフ
ホウオウリアアリティ
ミスタージーティー
以上、マイラーズCにおける好走データ(その1)についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。