京都金杯同様、シンザン記念も中京での開催。
シンザン記念の好走データをいくつか確認していきますが、これだけ開催条件が頻繁に変わると、どこまでデータが使えるか分からない点が不安材料になりますね。
(1) 社台系生産馬
以前はそれほど目立たなかったものの、直近9年間で社台系生産馬が12頭連対と、近年では圧倒的な好成績が目立ちます。
中でもノーザンF生産馬が9頭連対。
近年でも好走馬の中からピクシーナイト、アーモンドアイ、ペルシアンナイト、ジュエラーといったGⅠ馬が生まれた出世レースのシンザン記念だけに、社台グループも相当重視しているのでしょうか?
24年
②エコロブルーム(ノーザンF)1番人気
23年
①ライトクオンタム(社台F)2番人気
③トーホウガレオン(ノーザンF)4番人気
22年
② ソリタリオ(ノーザンF)2番人気
③レッドベルアーム(ノーザンF)3番人気
21年
①ピクシーナイト(ノーザンF)4番人気
②ルークズネスト(ノーザンF)8番人気
20年
①サンクテュエール(ノーザンF)2番人気
19年
①ヴァルディゼール(ノーザンF)4番人気
③ミッキーブリランテ(ノーザンF)2番人気
18年
①アーモンドアイ(ノーザンF)1番人気
②ツヅミモン(社台F)7番人気
17年
②タイセイスターリー(ノーザンF)4番人気
③ペルシアンナイト(追分F)1番人気
16年
①ロジクライ(ノーザンF)8番人気
②ジュエラー(社台F)2番人気
※丸数字は着順を示します。
今年は以下の6頭がノーザンF生産馬に該当しています。
アルテヴェローチェ
ジーティーマン
タイセイカレント
ホウオウガイア
リラエンブレム
レーヴブリリアント
(2) 好走ローテ
シンザン記念の好走ローテはあまり明確ではありませんが、今年のJRAホームページに掲載されているデータを見ても、OPクラス、1勝クラス、新馬戦、未勝利戦それぞれからの臨戦馬が、概ね20%前後の3着内率で並んでいます。
*2025年JRAホームページより引用
また、中京開催だった2021〜2023年間を見ると、前走阪神組が目立つものの、今年は阪神競馬場改修工事の影響で前走阪神組の出走がありませんので、このケースを除くと前走東京、前走中京といった左回りコースからの臨戦馬が目立ちますね。
23年:中京開催
①ライトクオンタム(前走新馬戦1着、東京芝1600m)2番人気
②ペースセッティング(前走万両賞2着、阪神芝1400m)3番人気
③トーホウガレオン(前走未勝利1着、阪神芝1800m)4番人気
22年:中京開催
①マテンロウオリオン(前走万両賞1着、阪神芝1400m)4番人気
②ソリタリオ(前走こうやまき賞1着、中京芝1600m)2番人気
③レッドベルアーム(前走東スポ杯2歳S5着、東京芝1800m)3番人気
21年:中京開催
①ピクシーナイト(前走秋明月賞1着、阪神芝1400m)4番人気
②ルークズネスト(前走未勝利1着、阪神芝1600m)8番人気
③バスラットレオン(前走朝日杯FS4着、阪神芝1600m)2番人気
※丸数字は着順を示します。
サンプル数が少なくて大はずれの可能性も無きにしも非ずとはいえ、やはり前走左回りコースからの臨戦馬(特に前走5着以内の馬)は要注意と言えそうですね。
ちなみに今年の該当馬は以下11頭が前走左回りコースからの臨戦馬(特に前走5着以内の馬)に該当しています。
アーリントンロウ(前走小倉2歳S2着、中京芝1200m)
エストゥペンダ(前走未勝利戦1着、東京芝1600m)
オンザムーブ(前走未勝利戦1着、中京芝1600m)
カラヴァジェスティ(前走新馬戦1着、東京芝1400m)
シホリーン(前走アルテミスS4着、東京芝1600m)
ホウオウガイア(前走百日草特別2着、東京芝2000m)
マイエレメント(前走アルテミスS5着、東京芝1600m)
マイネルチケット(前走京王杯2歳S2着、東京芝1400m)
メイショウツヨキ(前走ききょうS4着、中京芝1400m)
ラージギャラリー(前走未勝利戦1着、中京芝1600m)
レーヴブリリアント(前走ベゴニア賞4着、東京芝1600m)
上記のうちの何頭かは除外になると思いますが、これらの馬はやはり軽視禁物だろうと思います。
以上、シンザン記念についての好走データ(その1)でした。
それではまたお会いしましょう。