今回は中山金杯の傾向を確認して行きたいと思いますが、近年は毎年のように穴馬(単勝5番人気以下の馬)が馬券に絡んでいますね。
2024年
①リカンカブール 5番人気
②ククナ 8番人気
③マイネルクリソーラ 6番人気
2023年
②クリノプレミアム 7番人気
2022年
②スカーフェイス 7番人気
2021年
②ココロノトウダイ 5番人気
③ウインイクシード 11番人気
2020年
②ウインイクシード 6番人気
③テリトーリアル 11番人気
2019年
②ステイフーリッシュ 7番人気
③タニノフランケル 9番人気
2018年
③ストレンジクォーク 10番人気
*丸数字は着順を示します。
近年の傾向からは、いかに穴馬をピックアップできるかがポイントになりそうな気もしますので、まずはいくつかの好走データを以下にピックアップしてみます。
(1) 血統
過去7年間の好走馬を確認すると、ハーツクライ(トニービン)、マンハッタンカフェ(リボー)、サドラーズウェルズ、ロベルト、ステイゴールドといった、いわゆるスタミナ血統を近親に内包した馬がちょくちょく好走していることに気づきます。
24年
①リカンカブール(父母父ロベルト系)5番人気
③マイネルクリソーラ(父・母父ロベルト系)6番人気
23年
①ラーグルフ(父ロベルト系) 1番人気
②クリノプレミアム(父ステイゴールド直仔)7番人気
22年
①レッドガラン(母父ロベルト系)4番人気
②スカーフェイス(父ハーツクライ)7番人気
21年
①ヒシイグアス(父ハーツクライ)1番人気
③ウインイクシード(父マンハッタンカフェ)11番人気
20年
②ウインイクシード(父マンハッタンカフェ) 6番人気
③テリトーリアル(父サドラーズウェルズ直仔) 11番人気
19年
①ウインブライト(父ステイゴールド)3番人気
②ステイフーリッシュ(父ステイゴールド)7番人気
③タニノフランケル(父サドラーズウェルズ直仔、母父ロベルト系) 9番人気
18年
①セダブリランテス(母父ロベルト系)1番人気
②ウインブライト(父ステイゴールド)2番人気
③ストレンジクォーク(オペラハウス産駒)10番人気
※丸数字は着順を示します。
今年は以下の6頭が該当しており、私自身注目しています。
クリスマスパレード(母父ロベルト系)
ボーンディスウェイ(父ハーツクライ)
リカンカブール(父母父ロベルト系)
アルナシーム(父ロベルト系)
ラーグルフ(父ロベルト系)
ギャラクシーナイト(母父ロベルト系)
(2) 勝ち馬の傾向-1
このデータは2023年のJRAホームページに掲載されていたものに、昨年の結果を追加したものですが、過去11年間の中山金杯勝ち馬11頭中9頭は、以下2点をクリアしています。
a. 当日5番人気以内
b. 直近の中山コースでの着順が7着以内
*2024年JRAホームページより引用、一部改変
現時点で当日の単勝人気はわかりませんが、とりあえず5番人気以内の可能性がある馬で、かつ直近の中山コースで7着以内の可能性がある馬を以下にピックアップします。
*該当馬
ホウオウビスケッツ
*5走前東風S3着
クリスマスパレード
*前々走紫苑S1着
シンリョクカ
*4走前中山牝馬S3着
リカンカブール
*前走オールカマー3着
マイネルモーント
*4走前スピカS2着
パラレルヴィジョン
*4走前ダービー卿CT1着
上記の6頭は現時点の本命候補として注目しています。
(3) 勝ち馬の傾向-2
このデータは今年のJRAホームページに掲載されているものですが、近年の中山金杯勝ち馬は中距離のスペシャリストばかりで、特に芝1800〜2000mで4勝以上の実績がある馬が、6年連続勝利しているとのこと。
*2025年JRAホームページより引用
今年は以下の7馬が芝1800〜2000mで4勝以上の実績がある馬に該当しています。
アドマイヤビルゴ(4勝)
アルナシーム(5勝)
ジェイパームス(4勝)
ボーンディスウェイ(5勝)
マイネルモーンド(4勝)
ラーグルフ(5勝)
リカンカブール(5勝)
(4) 前走
このデータはJRA-VANの中で紹介されていたものですが、中山金杯好走馬の前走を見ると、以下2つのパターンが好成績とのこと。
・前走チャレンジC:2-2-2-10
・前走3勝クラス(芝2000m)1着:2-1-2-3
今年は以下の馬が上記好走パターンに該当しています。
《前走チャレンジC出走馬》
③エアファンディタ
⑥マイネルモーント
⑩ラーグルフ
《前走3勝クラス(芝2000m)1着馬》
ショウナンアデイブ
ボーンディスウェイ
以上、中山金杯における好走データについての見解でした。
それではまたお会いしましょう。