来年のクラシックに直結する2歳重賞にとにかく強い社台系生産馬。
2歳牝馬GⅠの阪神JFにしても、あるいは2歳牡馬GⅠの朝日杯FSにしても、まず確実に社台系生産馬が好走することはほぼ常識と言っても過言ではありません。
もちろん2014年の朝日杯FSのように、社台系生産馬が全滅する年もありますが、この翌年(2015年)には再び社台系生産馬が馬券圏内を独占。
ちなみに2014年は阪神JF、朝日杯FSと2つの2歳GⅠで社台系生産馬が1頭も馬券に絡めない歴史的(?)な年でしたが、このような年はもちろん例外と考えるべきで、朝日杯FSは社台系生産馬がほぼ確実に馬券に絡んでくると考えるべきでしょう。
以下に過去10年間の朝日杯FSの結果から、社台系生産馬の好走例をピックアップしてみます。
23年
①ジャンタルマンタル(生産:社台F、馬主:社台RH)
22年
②ダノンタッチダウン(生産:ノーザンF、馬主:ダノックス)
21年
①ドゥデュース(生産:ノーザンF、馬主:キーファーズ)
②セリフォス(生産:追分F、馬主:GⅠレーシング)
20年
① グレナディアガーズ(生産:ノーザンF、馬主:サンデーレーシング)
②スラヴェローチェ(生産:ノーザンF、馬主:大野剛嗣氏)
③レッドベルオーブ(生産:ノーザンF、馬主:東京ホースレーシング)
19年
① サリオス(生産:ノーザンF、馬主:シルクレーシング)
②タイセイビジョン(生産:ノーザンF、馬主:田中成奉氏)
18年
①アドマイヤマーズ(生産:ノーザンF、馬主:近藤利一氏)
③グランアレグリア(生産:ノーザンF、馬主:サンデーレーシング)
17年
②ステルヴィオ(生産:ノーザンF、馬主:サンデーレーシング)
16年
①サトノアレス(生産:社台F、馬主:サトミホースカンパニー)
②モンドキャンノ(生産:ノーザンF、馬主:ユアストーリー)
15年
①リオンディーズ(生産:ノーザンF、馬主:キャロットF)
②エアスピネル(生産:社台F、馬主:ラッキーフィールド)
③シャドウアプローチ(生産:社台F、馬主:飯塚知一氏)
14年
*社台系生産馬の好走なし
上記の通り、過去10年間で3着内に好走した30頭中17頭が社台系生産馬。
・ノーザンF生産馬:12頭
・社台F生産馬 :4頭
・追分F生産馬 :1頭
・非社台系 :13頭
注目すべきは2015年から2022年まで8年連続好走していたノーザンF生産馬が昨年は全滅だった点で、逆に考えれば今年は高確率でノーザンF生産馬が馬券に絡んでくるはず。
今年の出走登録馬の中で、ノーザンF生産馬は以下の6頭ですが、本命候補として注目しています。
《ノーザンF生産馬》
アルテヴェローチェ(生産:ノーザンF、馬主:大野照旺氏)
アルレッキーノ(生産:ノーザンF、馬主:サンデーR)
エルムラント(生産:ノーザンF、馬主:村木隆氏)
タイセイカレント(生産:ノーザンF、馬主:田中成奉氏)
トータルクラリティ(生産:ノーザンF、馬主:キャロットF)
ミュージアムマイル(生産:ノーザンF、馬主:サンデーR)
過去データから考えるとこの中から1〜2頭が好走する可能性もありそうで、私自身注目しています。
以上、朝日杯FSにおける社台系生産馬についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。