朝日杯FSが阪神芝1600mの施行条件に変更されたのが2014年ですので、早いもので10年が経過したことになります。
この10年間で幾つかの特徴的な傾向が明確になってきたかと感じていたところ、今年は一転して京都開催となり、どこからアプローチすべきか迷うところですが、とりあえず幾つかの好走パターンをまとめてみます。
(1) 連対馬の傾向
2021年のJRAホームページに掲載されていたデータを参考にして、過去7年間の連対馬(14頭)を改めて確認したところ、以下のような傾向が浮かんできました。
・前走1着:11頭
・前走重賞連対:10頭
・前走は10月以降のレース:13頭
*2021年JRAホームページより引用・改変
この結果を見ると、直近のレースに勝ち(重賞の場合は連対し)、その勢いのまま朝日杯FSで好走していることが明確ですね。
上記の傾向から近年の朝日杯FS連対馬の好走パターンをまとめると、
「前走10月以降の重賞で連対」
このパターンの馬が要注意になりそうですね。
今年は以下4頭の馬がこのパターンに該当していて、軽視は禁物だろうと思います。
アルテヴェローチェ 前走10月5日サウジアラビアRC1着
タイセイカレント 前走10月5日サウジアラビアRC2着
ドラゴンブースト 前走11月9日デイリー杯2歳S2着
パンジャタワー 前走11月2日京王杯2歳S1着
過去データから考えるとこの3頭の中から好走馬が出る可能性もありそうで、私自身注目しています。
(2) 勝ち馬の傾向
このデータは今年のJRAホームページに掲載されているものですが、過去16年間の朝日杯FS勝ち馬は、全てが前走1着馬だったとのこと。
過去10年間の好走例は以下の通りで、これだけ続くということは、単純に前走1着馬を狙うのが正解のように感じます。
*2024年JRAホームページより引用
ちなみに今年は以下9頭が前走1着馬に該当しています。
アドマイヤズーム
アルマヴェローチェ
ソードマスター
トータルクラリティ
ニタモノドウシ
パンジャタワー
ヒラボクカレラ
ミュージアムマイル
ランスオブカオス
以上、朝日杯FSにおける好走パターンについての見解(その1)でした。
それではまたお会いしましょう。