本日はいくつかのマイナスデータを活用して、本命候補の絞り込みをしてみます。
よかったらレース攻略の参考にして下さい。
(1) 4着以下に敗れたことのある馬は割り引き
このデータは2022年のJRAホームページに掲載されていたものをアレンジしたものですが、過去4着以下に敗れた経験のある馬は、2012年以降で0-2-1-102と、ほぼ馬券に絡んでいません。
非常に単純なデータですが、やはり2歳GⅠで好走する馬は、一般のレースで馬券圏内を外すことはほぼ無いと考えるべきでしょう。
今年は以下の4頭がこのマイナスデータに該当しています。
カワキタマナレア
モズナナスター
ランフォーヴァウ
リリーフィールド
(2) キャリア4戦以上の馬は割り引き
このデータは2023年のJRAホームページでも紹介されていたものですが、キャリア4戦以上の馬は2013年以降の阪神JFにおいて、0-1-1-53とほぼ全滅。
やはり早熟度が重視される2歳最初のGⅠだけに、多くのキャリアを積んでこのレースに駒を進めてきた、いわゆる叩き上げタイプの馬は割り引いて考えるべきでしょう。
今年はキャリア4戦以上の馬に、以下2頭が該当していますが、これらの馬は全て前項のマイナスデータにも該当していますので、大幅な割り引きが必要だろうと思います。
スリールミニョン
モズナナスター
(3) 前走2・3着で勝ち馬に0.2秒差以上の着差をつけられた馬は割り引き
このデータも2023年のJRAホームページに紹介されていたものですが、前走2・3着で勝ち馬に0.2秒差以上の着差をつけられた馬は、2013年以降の阪神JFにおいて、0-1-1-17と苦戦傾向とのこと。
今年は以下3頭がこのパターンに該当しています。
ショウナンザナドゥ
ミストレス
メイデイレディ
(4) 前走新馬戦・未勝利戦の馬は割り引き
2013年以降のデータを見ても、前走新馬戦・未勝利戦の馬は、0-1-0-23とほぼ馬券に絡んでいません。
2歳戦とはいえGⅠだけに、新馬戦・未勝利戦を勝ち上がっただけの馬が好走できる余地はほとんど無いと考えるべきでしょう。
今年は以下1頭がこのパターンに該当しています。
ジューンエオス
(5) 芝1600m以上で勝利実績の無い馬は割り引き
このデータは今年のJRAホームページに掲載されているものですが、過去10年間の阪神JFにおいて、芝1600m以上で勝利実績の無い馬は苦戦傾向とのこと。
*2024年JRAホームページより引用
なお、芝1600m以上で未勝利にも関わらず、阪神JFで3着以内に入線した4頭は全て「前走芝1400m重賞3着以内」だったとのことで、この条件に該当していない芝1600m以上未勝利組は、0-0-0-64と全滅とのこと。
したがってマイナスデータを整理すると、
「芝1600m以上で勝利実績が無い馬は割り引き。但し、前走芝1400m重賞3着以内の馬は除く」
こんな感じになりますかね?
今年は以下4頭がこのマイナスデータに該当しています。
カワキタマナレア
スリールミニョン
ミーントゥビー
リリーフィールド
これらマイナスデータ全てに該当していない馬は以下の8頭。
アルマヴェローチェ
クリノメイ
コートアリシアン
ジャルディニエ
ダンツエラン
テリオスララ
ビップデイジー
ブラウンラチェット
この中から複数頭の好走馬が出る可能性もありそうで、要注意の8頭だと考えています。
以上、阪神JFにおけるマイナスデータからの絞り込みについての見解でした。
それではまたお会いしましょう。