チャンピオンズCは2014年に現在の施行条件に変更されてから今年が11年目。
過去データもかなり出揃っていますので、とりあえず現時点で私が注目している傾向を幾つかご紹介したいと思います。
(1) 前走JBCクラシック5番人気以内&4着以内の馬が有力
《該当馬の好走例》
23年
*該当馬の好走なし
22年
② クラウンプライド(前走JBCクラシック2番人気2着)4番人気
21年
①テーオーケインズ(前走JBCクラシック1番人気4着)1番人気
②チュウワウィザード(前走JBCクラシック3番人気3着)3番人気
20年
① チュウワウィザード(前走JBCクラシック3番人気3着)4番人気
19年
*該当馬の好走なし
18年
③サンライズソア(前走JBCクラシック1番人気3着)3番人気
17年
*該当馬の好走なし
16年
①サウンドトゥルー(前走JBCクラシック5番人気3着)6番人気
②アウォーディー(前走JBCクラシック2番人気1着)1番人気
15年
③サウンドトゥルー(前走JBCクラシック4番人気2着)5番人気
14年
①ホッコータルマエ(前走JBCクラシック4番人気4着)2番人気
※丸数字はチャンピオンズCの着順を示します。
とりあえず過去10年間30頭の好走馬のうち、9頭が前走JBCクラシックからの臨戦馬。
そして2017年、2019年、2023年と不発に終わっているものの、その翌年はまた該当馬が好走していますので、今年は期待できそうな気がしますね。
また、前走JBCクラシックからの臨戦馬で好走した馬は、その全てがJBCクラシックで5番人気以内に支持され、4着以内に好走していた馬。
交流GⅠで上位人気に支持され、かつ掲示板内に好走した馬は今年も要注意と考えるべきでしょう。
今年の出走登録馬の中では以下の2頭が該当しています。
ウィルソンテソーロ(前走JBCクラシック1番人気1着)
メイショウハリオ(前走JBCクラシック4番人気2着)
(2) 前走6番人気以下の馬は不振
このデータは昨年のJRAホームページに掲載されていたものを、一部アレンジしたものですが、2013年ジャパンCダートを含めた過去11年間において、前走6番人気以下の馬はほぼ馬券に絡んでいないとのこと。
(例外は2021年14番人気3着のアナザートゥルースのみ)
やはり1年に2度しか開催されないJRAダートGⅠ戦だけに、ダートにおけるトップホースが集結するのは当然のことで、前走6番人気以下の馬が好走できる余地はほぼゼロということでしょう。
《前走国内の馬の前走人気》
5番人気以内:11-11-10-89(3着内率:26.4%)
6番人気以下:0-0-1-43 (3着内率:2.3%)
*2013年以降(過去11年間)
今年は以下1頭のみがこのマイナスデータに該当しています。
グロリアムンディ(前走ブラジルC8番人気1着)
以上、チャンピオンズCにおける近年の傾向(その1)についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。