今回は2つのデータからジャパンCの傾向を確認してみたいと思います。
皆様の予想の参考にして下さい。
(1) コース実績
このデータは昨年のJRAホームページに掲載されていたものに、昨年の結果を追加したものですが、2013年以降のジャパンCにおいて、好走馬33頭中22頭は東京芝2400mのGⅠで3着以内に好走した実績があるとのこと。
ちなみに昨年のジャパンCはこのデータに該当していた馬が1〜3着を独占。
東京芝2400mのGⅠとは、日本ダービー、オークス、ジャパンCの3レースしかありませんので、これら3重賞で3着以内に好走した実績のある馬にには要注意と考えるべきですね。
《東京芝2400mのGⅠで3着以内の実績》
あり:8-6-8-40(3着内率 35.5%)
無し:3-5-3-112(3着内率 8.9%)
*2013年以降(過去11年間)
今年の出走登録馬の中で、東京芝2400mで3着以内の実績がある馬は以下の5頭。
シンエンペラー
*2024年 日本ダービー3着
スターズオンアース
*2022年 オークス1着、2023年ジャパンC3着
ソールオリエンス
*2023年 日本ダービー2着
チェルヴィニア
*2024年 オークス1着
ドウデュース
*2022年 日本ダービー1着
過去データから考えれば、この中から複数頭が好走する可能性は高いだろうと思います。
(2) 枠順
この傾向は毎年記載していますが、近年のジャパンCの結果を眺めて感じるのは、枠順による有力不利が相当大きいのではないかということ。
過去10年間の好走馬30頭中、実に21頭が6番より内枠を引いた馬で、近年の結果を見る限り、ジャパンCは内枠圧倒的有力といった傾向になっています。
しかも3番より内枠を引いた馬が過去10年間で毎年、合計14頭も好走!
23年:2番→1番→17番
22年:6番→15番→3番
21年:2番→7番→4番
20年:2番→6番→5番
19年:5番→1番→2番
18年:1番→8番→11番
17年:1番→2番→4番
16年:1番→12番→17番
15年:15番→3番→1番
14年:4番→1番→15番
ちなみにこの傾向は今年のJRAホームページにも紹介されており、以下の通り、3枠より内枠を引いた馬が9勝していますので、たとえ有力馬でも8枠を引くと割り引きが必要かも知れません。
*2024年JRAホームページより引用
枠順からのアプローチは個人的にはあまり好きではありませんが、ここまで偏った傾向が出ている以上、迷ったら内枠は一つのセオリーになるかも知れません。
以上、ジャパンCにおける好走データについての見解でした。
それではまたお会いしましょう。