過去10年間を振り返ってみると、2020年こそコントレイルやデアリングタクトなど、非社代の馬が大活躍したものの、それ以外の年のクラシック戦線は社台系生産馬の独断場。
今年の結果を再確認してみると、3冠レースでは昨年同様社台系生産馬が好成績を挙げており、連対馬12頭中11頭が社台系生産馬で、そのうちの10頭がノーザンF生産馬。
◾️2024年皐月賞
①ジャスティンミラノ(ノーザンF生産馬)
③ジャンタルマンタル(社台F生産馬)
◾️2024年日本ダービー
①ダノンデサイル(社台F生産馬)
②ジャスティンミラノ(ノーザンF生産馬)
◾️2024年菊花賞
①アーバンシック(ノーザンF生産馬)
②へデントール(ノーザンF生産馬)
③アドマイヤテラ(ノーザンF生産馬)
◾️2024年桜花賞
①ステレンボッシュ(ノーザンF生産馬)
②アスコリピチェーノ(ノーザンF生産馬)
◾️2024年オークス
①チェルヴィニア(ノーザンF生産馬)
②ステレンボッシュ(ノーザンF生産馬)
◾️2024年秋華賞
①チェルヴィニア(ノーザンF生産馬)
②ボンドガール(ノーザンF生産馬)
③ステレンボッシュ(ノーザンF生産馬)
エリザベス女王杯はもちろんクラシックではありませんが、社台グループ生産馬が毎年のように馬券に絡んでいるのも事実。
軽く調べてみると、1996年以降27年連続して社台系生産馬が好走しているようですが、以下にとりあえず過去10年間の好走例を挙げてみます。
23年
①ブレイディヴェーグ(ノーザンF生産馬、3歳馬)
②ルージュエヴァイユ(社台F生産馬)
③ハーパー(ノーザンF生産馬、3歳馬)
22年
①ジェラルディーナ(ノーザンF生産馬)
21年
②ステラリア(社台F生産馬)
③クラヴェル(ノーザンF生産馬)
20年
①ラッキーライラック(ノーザンF生産馬)
②サラキア(ノーザンF生産馬)
③ラヴズオンリーユー(ノーザンF生産馬
19年
①ラッキーライラック(ノーザンF生産馬)
③ラヴズオンリーユー(ノーザンF生産馬、3歳馬)
18年
①リスグラシュー(ノーザンF生産馬)
17年
③ミッキークイーン(ノーザンF生産馬)
16年
①クイーンズリング(社台F生産馬)
②シングウィズジョイ(社台F生産馬)
③ミッキークイーン(ノーザンF生産馬)
15年
①マリアライト(ノーザンF生産馬)
②ヌーヴォレコルト(社台F生産馬)
③タッチングスピーチ(ノーザンF生産馬、3歳馬)
14年
①ラキシス(ノーザンF生産馬)
②ヌーヴォレコルト(社台F生産馬、3歳馬)
③ディアデラマドレ(ノーザンF生産馬)
※丸数字はエリザベス女王杯の着順を示します。
とりあえず過去10年間で3着内に好走した30頭中22頭が社台系生産馬。
更に2017年以降は、社台系の中でもほとんどがノーザンF生産馬ばかりが好走していますので、とりあえずノーザンF生産馬をチェックすれば問題ない感じですかね?
ちなみに今年は以下8頭がノーザンF生産馬に該当しています。
《ノーザンF生産馬》
エリカヴィータ
サリエラ
シンティレーション
スタニングローズ
ハーパー
モリアーナ
ラヴェル
レガレイラ 3歳馬
こうして見るとシンティレーションは有力そうに感じますし、スタニングローズやハーパーも魅力的な穴馬候補のようにも感じますが、最大の注目はやはり鞍上ルメール騎手のレガレイラになるだろうと思います。
以上、エリザベス女王杯における社台系についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。