何度もこのブログで書いてきた通り、牡馬、牝馬に関わらず、三冠レースを総力を挙げて取りにくるのが社台グループ。
2020年こそ牡馬・牝馬共にデアリングタクト、コントレイルといった非社台のスーパーホースが勝ちましたが、2021年、2022年、2023年の秋華賞は再び社台系生産馬が1〜3着を独占したように、例年の秋華賞は社台グループの独断場のような舞台。
とりあえず以下に紫苑Sが重賞に昇格した2016年以降(過去8年間)で、秋華賞3着以内に好走した社台系生産馬とその前走成績をまとめてみます。
23年
①リバティアイランド(ノーザンF生産馬、前走オークス1着)1番人気
②マスクトディーヴァ(社台F生産馬、前走ローズS1着)3番人気
③ハーパー(ノーザンF生産馬、前走オークス1着)2番人気
22年
① スタニングローズ(ノーザンF生産馬、前走紫苑S1着)3番人気
③ナミュール(ノーザンF生産馬、前走オークス3着)2番人気
③ スターズオンアース(社台F生産馬、前走オークス1着)1番人気
21年
①アカイトリノムスメ(ノーザンF生産馬、前走オークス2着)4番人気
②ファインルージュ(ノーザンF生産馬、前走紫苑S1着)3番人気
③アンドヴァラナウト(ノーザンF生産馬、前走ローズS1着)2番人気
20年
②マジックキャッスル(社台F生産馬、前走紫苑S4着)10番人気
19年
①クロノジェネシス(ノーザンF生産馬、前走オークス3着)4番人気
②カレンブーケドール(社台F生産馬、前走紫苑S3着)2番人気
18年
①アーモンドアイ(ノーザンF生産馬、前走オークス1着)1番人気
17年
①ディアドラ(ノーザンF生産馬、前走紫苑S1着)3番人気
②リスグラシュー(ノーザンF生産馬、前走ローズS3着)4番人気
16年
①ヴィブロス(ノーザンF生産馬、前走紫苑S2着)3番人気
②パールコード(社台F生産馬、前走紫苑S5着)4番人気
③カイザーバル(社台F生産馬、前走ローズS3着)8番人気
※丸数字は着順を示します。
前記の通り非社台のデアリングタクトが牝馬3冠を達成した2020年、ノーザンFのスーパーホース、アーモンドアイが3冠を達成した2018年こそ社台系生産馬が1頭ずつしか馬券に絡んでいませんが、これらを含めても直近8年間の好走馬24頭中18頭が社台系生産馬。
要するに牝馬、牡馬共に非社台が3冠を達成した2020年以外は全て社台系生産馬が勝利しており、しかも社台系ノーザンF生産馬が7勝。
これまでにご紹介した好走データと組み合わせると、下記のいずれかに該当するノーザンF生産馬が狙い目になりそうですね。
(1) ローズS3着以内好走馬
(2) 紫苑S3着以内好走馬
(3) オークスからの直行馬
ちなみに今年は以下7頭の社台系生産馬が上記の3条件に該当しています。
アドマイヤベル(ノーザンF生産馬、前走オークス9着)
クイーンズウォーク(ノーザンF生産馬、前走ローズS1着)
クリスマスパレード(ノーザンF生産馬、前走紫苑S1着)
ステレンボッシュ(ノーザンF生産馬、前走オークス2着)
チェルヴィニア(ノーザンF生産馬、前走オークス1着)
ボンドガール(ノーザンF生産馬、前走紫苑S3着)
ミアネーロ(ノーザンF生産馬、前走紫苑S2着)
今年はやはりオークス1・2着馬(チェルヴィニア・ステレンボッシュ)に人気が集まりそうですが、紫苑S勝ち馬のクリスマスパレード、同2着馬のミアネーロ、ローズS勝ち馬のクイーンズウォークなども当然ながら軽視は禁物だろうと思います。
以上、秋華賞における社台系生産馬についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。