秋のGⅠ初戦、スプリンターズSの開演です。
このレースの近年の傾向について、少し昔のデータになりますが、2018年のJRAホームページに掲載されていたものがかなり参考になりますので、一部アレンジした形でご紹介したいと思います。
(1) 過去16年間の3着内馬45頭中20頭は、同年のJRA1400メートル以上のレースで優勝実績のある馬だった
《同年JRA1400m以上勝利実績》
*過去16年間
あり:9-8-4-23(3着内率 47.7%)
なし:7-8-12-184(3着内率 12.8%)
スプリンターズSは芝1200mの電撃戦にも関わらず、1400m以上で勝利実績を持つ馬が好成績を残しているのは面白いですね。
しかも3着内率47.7%ということは、該当馬の2頭に1頭近くのペースで好走していることになりますので、これは当然ながら軽視禁物。
昨年は該当馬のママコチヤが勝利していますし、2022年は同じく該当馬のウインマーベルが2着に入線、2021年、2020年は共に該当馬がワンツーゴールを決めていますので、今年も注目のポイントになると思います。
ちなみに今年は以下3頭がこの好走データに該当しています。
ウインマーベル(京王杯SC1着、東京芝1400m、他)
エイシンスポッター(安土城S1着、京都芝1400m)
レイべリング(戎橋S1着、阪神芝1400m)
(2) 前走4着以内&4番人気以内の馬が有力
このデータは2018年JRAホームページに掲載されていた好走データを参考に、近年の結果を踏まえて大幅にアレンジしたものですが、近年は毎年このパターンの馬が好走しているのも事実。
23年
①ママコチャ(前走1番人気2着)
②マッドクール(前走1番人気9着)
③ナムラクレア(前走1番人気1着)
22年
①シャンダル(前走9番人気17着)
② ウインマーベル(前走2番人気2着)
③ナランフレグ(前走12番人気9着)
21年
①ピクシーナイト(前走2番人気2着)
②レシステンシア(前走1番人気1着)
③シヴァージ(前走1番人気5着)
20年
①グランアレグリア(前走3番人気1着)
②ダノンスマッシュ(前走1番人気1着)
③アウィルアウェイ(前走10番人気3着)
19年
①タワーオブロンドン(前走1番人気1着)
②モズスーパーフレア(前走2番人気4着)
③ダノンスマッシュ(前走1番人気1着)
18年
①ファインニードル(前走1番人気1着)
②ラブカンプー(前走2番人気2着)
③ラインスピリット(前走9番人気5着)
※丸数字は着順を示します。
上記の通り、過去6年間の好走馬18頭中12頭がこのパターンに該当していますので、今年も注意が必要だろうと思います。
今年は以下6頭が『前走4着以内&前走4番人気以内』に該当しています。
《前走4着以内&前走4番人気以内》
ウイングレイテスト(前走2番人気2着)
ウインマーベル(前走1番人気1着)
サトノレーヴ(前走2番人気1着)
トウシンマカオ(前走2番人気1着)
ママコチャ(前走4番人気2着)
モリノドリーム(前走4番人気4着)
以上、スプリンターズSにおける好走データ(その1)についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。