前回の記事でオールカマーは馬格が求められる重賞と書きましたが、格上の馬は当然とはいえ、近走の重賞でも好成績を残することが多いもの。
過去のオールカマー好走馬を確認すると、大半の馬が「直近3走以内にGⅠ3着以内か重賞連対」の実績を持っていたことが分かります。
23年
①ローシャムパーク(前走函館記念1着)
②タイトルホルダー(前々走日経賞1着)
22年
①ジェラルディーナ(前々走鳴尾記念2着)
21年
①ウインマリリン(前々走日経賞1着)
②ウインキートス(前々走目黒記念1着)
③グローリーヴェイズ(前走QE2世C2着)
20年
①センテリュオ(前走マーメイドS2着)
②カレンブーケドール(前走京都記念2着)
19年
①スティッフェリオ(3走前小倉大賞典1着)
②ミッキースワロー(前走七夕賞1着)
18年
②アルアイン(前々走大阪杯3着)
17年
②ステファノス(前々走大阪杯2着)
③タンタアレグリア(前走AJCC1着)
16年
①ゴールドアクター(前々走日経賞1着)
②サトノノブレス(前々走鳴尾記念1着)
15年
①ショウナンパンドラ(前走宝塚記念3着)
②ヌーヴォレコルト(3走前中山記念1着)
③ミトラ(前々走AJCC2着)
※丸数字はオールカマーの着順を示します。
以上の通り、過去9年間で馬券に絡んだ27頭中18頭が「直近3走以内にGⅠ3着以内か重賞連対」の実績を持っていた馬。
ちなみに今年の出走登録馬の中では、以下の6頭がこのパターンに該当しています。
キラーアビリティ(前々走ネオムターフ2着)
サリエラ(前々走ダイヤモンドS2着)
ミクソロジー(前走ダイヤモンドS1着)
リカンカブール(3走前中山金杯1着)
レーベンスティール(前走エプソムC1着)
ロバートソンキー(3走前オールカマー2着)
もちろんこのデータだけでレースを攻略できるほど甘くないとは思いますが、それでもこの中から複数頭が好走する可能性もありそうで、私自身大いに注目しています。
以上、オールカマーにおける重賞好走実績についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。