今回は前回に引き続き、幾つかのの好走データを使って近年の新潟記念の傾向を確認して行きたいと思います。
皆様の新潟記念攻略の参考にしてください。
(3) 年齢
この傾向は直近3年間が特に顕著なものですが、近年の新潟記念は6歳以上の高齢馬が好走し、穴を開ける流れが続いています。
過去6年間で以下の6頭が好走しただけとはいえ、それでもそのうちの5頭が穴馬となれば、やはりこれは無視できませんね。
しかもその内の4頭が斤量57.0kg以上だったことを考えると、斤量57.0kg以上を背負う6歳以上馬は要注意と言えるでしょう。
23年
②ユーキャンスマイル 8歳・7番人気・58.0kg
22年
①カラテ 6歳・10番人気・57.5kg
②ユーキャンスマイル 7歳・9番人気・57.0kg
21年
①マイネルファンロン 6歳・12番人気・55.0kg
②トーセンスーリア 6歳・3番人気・57.5kg
20年
*6歳以上の好走なし
19年
*6歳以上の好走なし
18年
③ショウナンバッハ 7歳・13番人気・53.0kg
*丸数字は新潟記念の着順を示します。
今年は斤量57.0kg以上&6歳以上馬の出走はありませんが、以下の馬が6歳以上で準クリアに該当しています。
ファユエン 牝馬53.0kg・6歳 *準クリア
(4) 勝ち馬の条件
このデータは2023年のJRAホームページに掲載されているたものをアレンジしたものですが、2013年以降(過去11年間)の勝ち馬11頭中10頭は以下aを、その10頭中8頭は以下bをクリアしていたとのこと。
a. 前走GⅠか7・8月のGⅢ
b. 7・8月の重賞で連対実績あり
今年も上記2点をクリアしている馬には要注意と考えるべきでしょう。
今年は以下の馬が上記の好走パターンに該当しています。
《前走GⅠか7・8月のGⅢ》
キングズパレス
ゴールドプリンセス
ファユエン
レッドラディエンス
《7・8月の重賞で連対実績あり》
キングズパレス
レッドラディエンス
上記a・bを共にクリアしているキングズパレスとレッドラディエンスの2頭は、現時点の本命候補として注目しています。
以上、新潟記念における好走データについての見解(その2)でした。
それではまたお会いしましょう。