昨日も書きましたが、今年の天皇賞春は新生京都競馬場の芝3200mでの開催。
とりあえず本日は近年のJRAホームページに掲載されていた好走データの中から、気になるものを3つご紹介します。
よかったらレース攻略の参考にしてください。
(1) 前走4コーナー通過順位
このデータは2022年のJRAホームページに掲載されていたものをアレンジしたものですが、過去8年間の天皇賞春は前走4角6番手以内で通過した馬が、以下の通り圧倒的な好成績を挙げています。
《前走の4角通過順位別成績:過去8年》
6番手以内:8-7-7-64(3着内率 25.6%)
7番手以下:0-1-0-46(3着内率 2.1%)
※2023年3着馬のシルヴァーソニックは前走海外のため、上記数値に加算していません。
天皇賞春は長距離戦ですが、やはり前から行く馬が有利なようですね。
今年は以下12頭が前走4角6番手以内の好走データに該当しています。
ゴールドプリンセス
サリエラ
シュヴァリエローズ
タスティエーラ
チャックネイト
テーオーロイヤル
ディープボンド
ドゥレッツァ
ブローザホーン
マテンロウレオ
メロディーレーン
ワープスピード
(2) 芝3000m以上のGⅠ実績を持つ馬が有力
この好走データも2021年のJRAホームページに掲載されていたものをアレンジしたものですが、以下の通り、芝3000m以上のGⅠで3着以内に好走した実績を持つ馬が、圧倒的な好成績を残していることが分かります。
《芝3000m以上のGⅠで3着以内の経験有り》
*2011年以後(過去13年間) 11-7-4-44(3着内率:33.3%)
天皇賞春は芝3200mといった、GⅠの中では最長距離で開催される重賞ですので、過去の長距離重賞の実績が重要なポイントの一つ。
この傾向は例え京都競馬場が大幅に改修されても変わらないはずで、芝3000m以上のGⅠ実績を持つ馬は要注意と考えるべきでしょう。
ちなみに今年は以下5頭がこの好走パターンに該当しています。
シルヴァーソニック(天皇賞春3着)
タスティエーラ(菊花賞2着)
テーオーロイヤル(菊花賞3着)
ディープボンド(天皇賞春2着、天皇賞春2着)
ドゥレッツァ(菊花賞1着)
(3) クラシック好走実績のある4〜6歳馬が有力
このレースは2021年のJRAホームページに掲載されていたものをアレンジしたものですが、2011年以降過去13年間の天皇賞春勝ち馬は、全て以下の3点をクリアしています。
a. 4〜6歳馬
b. クラシックで3着以内の実績あり
c. 牡馬
更に付け加えると、13頭中10頭は菊花賞で3着以内に好走した実績のある馬。(菊花賞好走実績のある馬が2015年以降9連勝中)
今年は以下2頭がこの好走パターンに該当しており、本命候補として注目しています。
タスティエーラ(皐月賞2着、日本ダービー1着、菊花賞2着) 4歳
ドゥレッツァ(菊花賞1着) 4歳
以上、天皇賞春における、JRAホームページ掲載データについての見解でした。
それではまたお会いしましょう。